AKB48:高橋みなみ「暴走電車はけりで止める」 人気も勢いも“アンストッパブル”

 人気アイドルグループ「AKB48」の高橋みなみさん(19)、渡辺麻友さん(16)、宮澤佐江さん(20)が17日、鉄道マンの活躍する映画「アンストッパブル」(トニー・スコット監督)の公開記念イベントで、日本最古の鉄道学校で男子校の岩倉高校(東京都台東区)に登場。今人気も勢いも最もアンストッパブル(止まらない)なアイドルとしてイベントに参加したメンバーの高橋さんは、暴走列車が来たらどうやって止めるかと聞かれると「私が超人という設定ならば、全力のけりで止めます」と宣言した。一方渡辺さんは「自分の力じゃどうにもならないので、警察に助けを求めます。一人じゃつぶされちゃう」と現実的な意見。宮澤さんは「線路を切る! 切ったらもしかしたら、止まるかもしれない」と話し、生徒から声援を受けていた。

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 「アンストッパブル」は、スコット監督が実際に起こった列車事故にインスピレーションを得て完成したアクション映画。整備員のミスによって走り出してしまった全長800メートルに及ぶ最新式貨物列車777号には、大量の化学薬品とディーゼル燃料が搭載されていた。同じ路線で旧式機関車を走らせていた勤続28年のベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントンさん)はこの非常事態を察知し、新米車掌ウィル(クリス・パインさん)とともに777号を追跡し、決死の覚悟で暴走列車に立ち向かう……という物語。

 高橋さんは、映画と同じ状況になったらと想像し「自分はどうするんだろうな、何もできないだろうなと思った」と話した。渡辺さんは「暴走する電車の感じが、映像でどう表現されるのか楽しみ」と、映画評論家風のコメントで生徒を感心させ、宮澤さんは「実際にあったことに基づいた映画なので、どのくらいの迫力なのか、私の心にしみるのか」と自身の期待感を生徒に伝えていた。

 イベント会場となった岩倉高等学校は、全国でも数少ない鉄道関係の教育を行う学校で、卒業生の半数以上が鉄道業界へ進むという“未来の鉄道マン”が学ぶ場所として、日本初の映画お披露目の場に選ばれた。イベントでは「普段授業で習っている基本的な動作を知りたい」という渡辺さんのお願いに応えて、3人の生徒がステージに登場。「レピーター(安全ランプ)よーし、戸閉めよーし、ブレーキよーし」「出発進行!」と、安全点検のかけ声を、高橋さんらに教えた。3人は、教えてもらったかけ声をアレンジして、「アクションよーし、ストーリーよーし、キャストよーし!『アンストッパブル』出発進行!」と、映画をPR。お礼として、生徒たちにグループ名とかけた駅(AK)弁(B)「アンストッパブル特製巨大弁当」をプレゼントした。

 映画は、11年1月7日よりTOHOシネマズ 日劇(東京都千代田区)ほか全国でロードショー。(毎日新聞デジタル)

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