マツコ・デラックス:“大先輩”を前に借りてきた猫 おすピー相手に毒舌振るわず

映画「バーレスク」のイベントに登場した(左から)おすぎさん、マツコさん、ピーコさん
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映画「バーレスク」のイベントに登場した(左から)おすぎさん、マツコさん、ピーコさん

 女装タレントのマツコ・デラックスさん(38)、映画評論家のおすぎさん(65)、ファッション評論家のピーコさん(65)が15日、米映画「バーレスク」のイベントでトークを繰り広げた。マツコさんはこの日が初めての映画イベント出演で「映画界とファッション界には足を踏み入れないって決めてるの。2人が亡くなる日まで汚さない。(今日は)2人がそろってるって聞いたら行かないわけにはいかないでしょ」と話すなど2人に頭が上がらない様子で、毒舌もめっきり聞くことができず、ピーコさんに「かわいこぶるのやめなさい」と言われる始末だった。

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 この日、約150人の観客は3人の登場を知らず、おすぎさん、ピーコさんにマツコさんが呼ばれて登場すると「キャー!」と大歓声が上がった。ピーコさんは突然マツコさんに「きれいになったわね。やっぱりお金って稼ぐものね」「あなたはスターよ」などとほめちぎり、おすぎさんは「今一番人気のスターさんに来ていただいて……」「三つ子のオカマが出てくるまで大丈夫だと思っていたけど、3倍の女が出てきたらダメだったわね」と持ち上げるなど、2人でマツコさんをもてあそんだ。一方マツコさんは「(私たち)66歳だからね」と言う2人に「見える!」と突っ込んだとたんに、「売れてくるとこうなのよ」「もう応援しない!」などと切り返され、「なんでよー!」と防戦一方だった。

 「バーレスク」は米歌手クリスティーナ・アギレラさんが初主演した作品。スターになる夢を持つアリ(アギレラさん)が、大人のためのステージパフォーマンスを繰り広げる「バーレスク・ラウンジ」でその歌唱力とダンスの才能で一気にスターダムへとのし上がっていく……というストーリー。経営難にあえぐバーレスク・ラウンジの女性経営者で、伝説のダンサーだったテス役を歌手で女優のシェールさんが演じた。第68回ゴールデン・グローブ賞のミュージカル/コメディー部門作品賞、主題歌賞にノミネートされている。18日から全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)

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