ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
1巻が発売されたコミックスの中から、編集部と書店員のお薦めマンガを紹介する「はじめの1巻」。今回は、アニメ化もされた人気ライトノベル「狼と香辛料」の作者・支倉凍砂さんの原作で、「ハニカム」でおなじみ桂明日香さん画の「ビリオネアガール」です。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
大学生の高遠恵は、大学の教授から時給1万円の家庭教師のアルバイトを紹介され、一人の少女に出会う。雇い主の少女の名は、藤岡紫。内気な少女だが、170億円の資産を持つすご腕のトレーダーだった。「デイトレーダーなんて引きこもりに毛の生えたようなものでしょ」という少女の「私を助けてほしい」という申し出に、力を貸すことになる……というストーリーだ。
大ヒットライトノベル「狼と香辛料」に続く支倉凍砂さんの新作、しかもマンガ原作ということで注目され、おかげさまで好評いただいています。支倉さんは本当にお金が大好きな人です。だからトコトンお金にこだわった作品が誕生しました。
支倉さんから届く原作は小説仕立てです。それは経済ネタがふんだんに盛り込まれた、とてもみずみずしい文章です(単行本にショートショートがおまけとして掲載されているので、片りんを味わっていただければ幸いです)。マンガに落とし込む際にだいぶカットしているため、いずれ原作自体の素晴らしさもご覧いただく機会を作りたいですね。
作画を担当している桂明日香さんはせっかく美人なのに、ヒロイン・紫をいかに可愛く見せるかということを打ち合わせていると、とてもオッサン然とした視点で熱くアイデアを語ります。さすが「ハニカム」作者の面目躍如(やくじょ)といったところでしょうか(笑い)。そのおかげもあって、トコトン美少女にこだわった作品に仕上がっています。
タイトルどおりの「ビリオネアガール」を巡り、誰もが振り回される青春ドラマです。まだ物語は動き出したばかり。くるくると表情を変える藤岡紫の表情、魔性から目を離せません!
立場にギャップのある男女のラブコメ展開も気になるところですが、この作品のもうひとつのテーマである「清く正しいお金持ちになる方法」にも注目したいところ。年齢とは不釣り合いな収入を得ている女の子が、多すぎる資産とどう向きあいどんな生き方を模索していくのか。そして、人間はお金というものとどう付き合えばいいのかという、新たな価値観をも提示してくれるのではないかと期待しています。これを読んでおけば、ある日突然使い道に困るほどの大金を手にしても安心ですね!
アニソンの充実ぶりで知られるタワーレコード新宿店のアニメ担当バイヤー樋口翔さんが、アニソンの売れ筋や販売現場の生の声を伝える「新宿アニソンスコープ」。同店の11月3~10日の1位…
「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞に選ばれたことも話題の魚豊さんのマンガが原作のテレビアニメ「チ。-地球の運動について-」の第8話「イカロスにならねば」が、NHK総合で11月…
高橋留美子さんの大ヒットマンガ「らんま1/2」の“完全新作的アニメ”の第7話「熱闘新体操」が日本テレビで11月16日に放送される。同作は、1989~92年にテレビアニメが放送され…