K-1グランプリ2010世界王者のアリスター・オーフレイム選手が24日、よしもとクリエイティブ・エージェンシーと日本での独占代理人契約を結んだことを明らかにした。品川よしもとプリンスシアター(東京都品川区)で会見を開いたオーフレイム選手は「吉本としてここで会見ができることを非常にうれしく思っています。所属ジムのゴールデングローリーは世界中にジムがありますが、吉本と協力して日本にもジムを作りたい」と意気込みを語った。お笑いに挑戦する予定を聞かれると「芸人と一緒に共演するのは楽しい。できる限りのことはやっていきたい。コンビでもいいけれど、K-1王者なので一人でもいけるかな」と積極的で、25日なんばグランド花月(大阪市中央区)で行われる舞台「石田笑店」への出演を明かしていた。
ウナギノボリ
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会見には、オーフレイム選手を祝福する格闘技好き先輩芸人として、プロレスイベント「ハッスル」に出演経験のあるお笑いコンビ「レイザーラモン」と「東京ダイナマイト」が登場。先輩芸人として、オーフレイム選手に1年目の芸人のあいさつの仕方、一発ギャグでのこけ方、先輩芸人からのおごられ方などを指導した。あいさつでは、オーフレイム選手が「オハヨウゴザイマス」とおじぎすると、芸人たち4人は思わず拍手。おごられ方では、すし好きのオーフレイム選手が「ニイサン、スシイイデスカ?」とメニューを指定してRGさんに頼んだ。HGさんは自身の自己紹介ギャグをアレンジして、オーフレイム選手に伝授。ノリノリのオーフレイム選手は、HGさんの帽子とサングラスを借りて、自己紹介ギャグを初披露し「これからはずっとこれをやります」と満足げに笑った。
格闘技のジークンドーを習っているという「東京ダイナマイト」の松田大輔さんは、全力の10パーセントのパンチを脇腹に受け、「これで10パー!?」とむせた。歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの“あるある”ネタを持つRGさんは、映画「アバター」の格好で20パーセントのキックを受けてもんぜつ。封印中の海老蔵さんの物まねで「死ぬかと思いました……」とつぶやいていた。
オーフレイム選手は、“デモリションマン(破壊者)”の異名を持つ格闘家で、総合格闘技では45戦33勝11敗、キックボクシングでは14戦10勝4敗、ノックアウトか一本でのフィニッシュ率は9割という戦歴を持つ。現在K-1グランプリ2010世界王者のほか、ストライクフォース世界ヘビー級の王者でもあり、年末は28日に放送されるスポーツ特番「ジャンクCUP2010」(フジテレビ)への出演や、大みそかに行われる格闘技史上最大の祭典「Dynamite!!」(TBS系)にも参戦が決定している。(毎日新聞デジタル)
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