SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第8話 弱虫で泣き虫!人魚姫しらほし
12月22日(日)放送分
話題の小説の魅力を担当編集者が語る「ブック質問状」。今回は、福田沙紀さん、松下優也さん主演でテレビドラマ(MBS・TBS系)も放送中の大沢在昌さんのクライムアクション小説「カルテット」です。角川書店編集局第1編集部の小林順さんに作品の魅力を聞きました。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
−−この作品の魅力は?
タケル、カスミ、ホウという10代後半の3人がチームを組んで、異端の刑事クチナワの指令を受けて潜入捜査を行ううちに、大きな敵の存在に気付いていくというシリーズです。チームの関係が信頼と不信のあいだで揺れながら変化していくところと、4人の視点が次々と切り替わるスピーディーな展開に注目してください。4巻まで順次発刊中ですが、ソフトカバーで1冊あたりのページ数も少なめなので、一気読みできますよ。
−−作品が生まれたきっかけは?
「カルテット」は5年以上にわたって文芸誌「野性時代」に連載されました。今の若者が心の中に抱えるやり場のない絶望感や怒りを表現したいという思いが込められていますが、けっして重苦しくはなく、文句なしに楽しめるエンターテインメント小説になっていますので、気軽に楽しんでもらえるとうれしいですね。
−−編集者として、この作品にかかわって興奮すること、逆に大変なことについてそれぞれ教えてください。
今年の1月からTVドラマが始まりました。単行本の刊行とほぼ同時にドラマがスタートするのは珍しいケースで、単行本の編集作業と並行してポスターのためのキャスト撮影や脚本の打ち合わせなどドラマの準備を進めたので、一時は会社に泊まり込むぐらい忙しかったですね。さらに、「Book☆Walker」という角川グループが昨年末に立ち上げた電子書籍プラットホームの第1弾として先行発売されたこともあって、初めての経験をたくさんさせてもらいました。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
警察小説ブームのきっかけとなった「新宿鮫」をはじめ100冊にせまる著書のある大沢在昌さんですが、「カルテット」は大沢作品を初めて読む方にもお薦めします。このシリーズは作者も「書いていて楽しい」とおっしゃっていて、続編の構想もあるそうなので、みなさんの応援で続編刊行を実現させてください。カスミがどうなってしまうのか、藤堂とクチナワの対決はあるのか? 私も読者の一人として続きが気になって仕方ないので、ぜひお願いします!
角川書店編集局第1編集部 小林順
11月20日に初フォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)を発売したテレビ東京の田中瞳アナウンサー。「視聴者の皆さんはもちろん、制作側にも信頼されるアナウンサーになりたい」と語る…
テレビ東京系の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2(モヤさま)」(土曜午前11時半)の4代目アシスタントや、経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…
2024年12月24日 10:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。