ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、架空の「ヨーロッパ」を舞台にした人気シミュレーションのPSP用最新作「戦場のヴァルキュリア3」です。セガ第3CS研究開発部の本山真二プロデューサーに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
−−ゲームの特徴と、セールスポイントは?
このゲームは、架空のヨーロッパを舞台に「戦場で繰り広げられる人間ドラマ」を描いたSRPGです。普通のゲームと違って行動させるキャラクターを選ぶと、実際にそのキャラを操作して敵と戦うスリリングさがあります。今作は「名無しの部隊(ネームレス)」と呼ばれる懲罰部隊のメンバーが、過酷な任務に負けず生き抜いていく物語を描いているほか、システム面でもキャラ育成の面白さが大幅にアップし、巨大兵器とのバトルや、特殊なバトルモードが使えるようになるなど、とても遊び応えのある内容になっています。
−−ソフトの狙いやこだわった点は?
巨大な兵器に多くのキャラクターが挑む様子や、そのような難敵を特殊モードで撃破していくのは、これまでのシリーズにはなかった要素なので、そこを楽しんでもらえたらうれしいですね。あとは2人のヒロインと、主人公クルトのドラマでしょうか。彼らがこの戦争を通じてどのように考え、成長し、行動していくのか。そして「ネームレス」は、最後にはどんな結末を迎えるのかを、見てほしいと思います。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
いつも難産なのですが、今回は格別でしたね……。実は、ヒロインの一人である「リエラ」は、最初はぜんぜん違うデザインだったんです。ある程度、開発が進んだ段階だったのですが、どうしてもリエラが地味だったので「もっとヒロインっぽくしたい!」ということでちゃぶ台返しをしました。もうまったく180度以上変わりましたよ(笑い)。スタッフには苦労をかけましたね。
−−ファンへ一言お願いします。
シリーズも3作目になりますが、さまざまな試みがたくさん詰まったタイトルにできたと思っています。物語はまったく新しい物ですが、シリーズのファンの方々が「ニヤリ」とするような細かい仕掛けもいっぱいありますので、ぜひ楽しみにしてもらえればと思います。発売後もさまざまな仕掛けをしていきますので、公式HPなどで確認してくださいね。
セガ第3CS研究開発部 プロデューサー 本山真二
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