成宮寛貴:尾崎豊役は「ハードル高かった」“尾崎ルック”には苦笑 ドラマ「風の少年」

「風の少年~尾崎豊 永遠の伝説」クランクイン取材会に登場した(左)成宮寛貴さん、須藤晃さん
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「風の少年~尾崎豊 永遠の伝説」クランクイン取材会に登場した(左)成宮寛貴さん、須藤晃さん

 92年、26歳で死去したシンガー・ソングライターの尾崎豊さんの半生をドラマ化した「風の少年~尾崎豊 永遠(とわ)の伝説」(テレビ東京系)のクランクイン取材会が22日、東京都内のスタジオで開かれ、主演の成宮寛貴さんは「(原作者の)須藤晃さんとドラマ撮影前にレコーディングをした日々が、一番尾崎さんに近づけたような気がします。魔法にかかった気がする」と明かした。

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 尾崎さんは83年にシングル「15の夜」とアルバム「十七歳の地図」でデビュー。「卒業」など激しい感情を吐露する歌詞が若者の圧倒的な人気を集めたが、92年4月25日に肺水腫のため死去。その後もカリスマ的な人気を誇っている。ドラマは、デビュー前から尾崎さんを見守ってきた音楽プロデューサーの須藤さんの回顧録「尾崎豊 覚え書き」(小学館)が原作。16歳で須藤さんとオーディションで出会い、デビューライブ、20歳を前に悩み始める姿などを、「中央流沙」「取調室」「はぐれ刑事純情派」などを手がけた洞澤美恵子さんの脚本で克明に描く。

 成宮さんは「(尾崎さんを演じるのは)ハードルが高すぎる気がしたけれど、僕は芸能界11年。ここからもう10年頑張るためにジャンプしたいと思った」と語った。尾崎さん役に成宮さんを希望していたという須藤さんは「単純に似ている。尾崎さんのそばにいた身としてはほっとした」といいながら、実際に“尾崎ルック”になった成宮さんを見て、「笑っちゃいました。ファッションとしては今はダサい感じですよね」と笑顔を見せた。成宮さんは苦笑いしながらも「今の人にかっこいいと思ってほしいので試行錯誤中です。今はこういう不安定な場所に立っているのが心地いい」といい、「自分にとって大切なものを思い出させてくれるのが尾崎さんの歌。今あくせくしている人たちに応援歌のように伝わると思います」と話していた。

 放送は3月21日午後8時54分の予定。成宮さんが歌う尾崎豊さんの「I LOVE YOU」「ダンスホール」「卒業」の3曲は、配信限定で3月19日に着うた、21日に着フルでリリースされる。(毎日新聞デジタル)

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