吉本興業の芸人、タレントによる東日本大震災被災者への募金活動が15日、大阪と東京の吉本グループの劇場で始まった。大阪市中央区の「なんばグランド花月」(NGK)では、落語家の笑福亭仁鶴さんやお笑いコンビの中田カウス・ボタンさんらが募金箱を手に訴えた。
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「自分たちにできることをしたい」と芸人らから声が上がり、NGKではほかにも吉本新喜劇の川畑泰史座長ら団員、「国境なき芸能団」で昨年イラクを訪れた笑福亭鶴笑さん、若手専用劇場「5upよしもと」に出演しているお笑いコンビ「ランディーズ」の中川貴志さん、お笑い芸人のすっちーさんら芸人たちが街行く人々に募金を訴え、協力者には一緒に写真に収まったり握手をするなどファンサービスに務めていた。
東京では品川よしもとプリンスシアター(東京都品川区)でCOWCOWの山田よしさん、くまだまさしさん、お笑いコンビの「しずる」「ハリセンボン」など、神保町花月(東京都千代田区)にはお笑いコンビの「LLR」「ミルククラウン」、ヨシモト∞ホール(東京都渋谷区)ではお笑いコンビ「はんにゃ」の金田哲さん、お笑いトリオ「パンサー」、お笑いコンビ「御茶ノ水男子」などが各ホールで募金を呼びかけた。
また同日、吉本興業は今月18日から沖縄県で開催を予定している第3回沖縄国際映画祭を、被災地へのチャリティーを目的にした映画祭として開くことも決めた。大崎洋社長は「自粛することではなく、行動することで、私たちなりに被災者の皆さまの力になりたい」とのコメントをしている。(毎日新聞デジタル)