THE BOOM:被災者への「思いを乗せて歌います」と「島唄」熱唱 沖縄国際映画祭

沖縄国際映画祭のライブイベントに登場したTHE BOOMの宮沢和史さん
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沖縄国際映画祭のライブイベントに登場したTHE BOOMの宮沢和史さん

 開催中の第3回沖縄国際映画祭で24日夜、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンター前の特設ビーチステージで「エール、ラフ&ピーススペシャルライブ」があり、THE BOOMらが登場した。

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 博多華丸・大吉さんとハリセンボンの司会でまず登場したのは、「御花米」からソロへ転向した、いさゆみさん。「本籍は沖縄ですけど、生まれと育ちは宮崎」と話すと、ハリセンボンの近藤春菜さんが「どげんかせんといかん、の方じゃないですか」といきなり突っ込んで笑わせた。続いて登場したのは「クイズ!ヘキサゴン2」でデビューした石垣島出身のRYOEIさん。歌唱力の高さに司会の4人も思わずため息をもらしていた。

 THE BOOMはトリで登場。ボーカルの宮沢和史さんは、冒頭から「震災から初めて舞台に立ちます」と観衆に語り始めた。その一言で客席が静まり返り、宮沢さんは「あの後、とても歌う気になれなくて、家で1人で歌っていました。いつまでもこんな気持じゃいけないと思い、今日はすてきな舞台に立たせていただきました。思いっきり歌います」と語りかけ、大きな拍手が巻き起こった。

 新曲の「暁月夜~あかつきづくよ」に続き、宮沢さんは「次の歌は、沖縄の悲しみを歌にした曲です。しかし、今夜はその上に、東日本への思いを乗せて歌います」と話し、沖縄をテーマにした大ヒット曲「島唄」を熱唱。「日本中のみんなが、また笑えるように、みんなで祈りましょう」という宮沢さんの言葉を胸に、感動的なステージは終了した。

 同映画祭は25日も笑いや歌のライブが繰り広げられる。一部のイベントはUSTREAMやニコニコ生放送の生配信で見ることもできる。詳細は「live@沖縄国際映画祭」(http://tweet.yoshimoto.co.jp/oimf/)。(毎日新聞デジタル)

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