注目アニメ紹介:「タイガー&バニー」 “企業戦士”のヒーローが活躍

「タイガー&バニー」のビジュアル
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「タイガー&バニー」のビジュアル

 特殊能力に目覚めた人間と普通の人間が共存する都市を舞台に、会社に所属するスーパーヒーローの活躍を描くオリジナルアニメ「タイガー&バニー」が、4月から放送されている。

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 都市シュテルンビルトは、「NEXT」と呼ばれる特殊能力者たちが「ヒーロー」となって平和を守る街。そして会社に所属するヒーローたちはスポンサーを背負い、事件解決や人命救助の活躍は人気番組「HERO TV」に中継され、徹底的にショーアップされている。そんなヒーローの一人ワイルドタイガーを務める鏑木・T・虎徹は、雇い主の会社が大企業に吸収合併され、移籍した新会社で新人とコンビを組むことに……。

 見どころの一つは、どこか懐かしくも未来的な街で、ヒーローとしてのポリシーをめぐるベテランと新人との対立だ。鏑木は、人気のピークを過ぎながらも、市民のためには「正義の壊し屋」というあおり文句もいとわない昔かたぎの持ち主。一方、鏑木の相棒となるバーナビー・ブルックスJr.は、本名と素顔を平気でさらし、目立つことが第一の扱いにくいルーキー。そんな息の合わないコンビが、街の平和を守るのだ。また、スーパーヒーローたちのコスチュームには、ソフトバンクやバンダイ、カルビーなど実在の協賛社のロゴが描かれる斬新な試みも取り入れられている。

 鏑木は「ONE PIECE」のサンジ役の平田広明さん、バーナビーは「BLEACH」の黒崎一護役の森田成一さん、ヒーロー界のスーパーアイドルであるブルーローズことカリーナ・ライルは「けいおん!!」の琴吹紬役の寿美菜子さん。監督は、「THE ビッグオー」のスーパーバイザーとして知られるさとうけいいちさんで、キャラクター原案とヒーローデザインは「ウイングマン」「電影少女」などの人気マンガを手がけた桂正和さんが担当。アニメーション制作は「銀魂」や「機動戦士ガンダムUC」のサンライズが手がけている。

 放送は、MBSで土曜深夜1時58分~、TOKYO MXで火曜午後11時~、BS11で土曜深夜0時半~。(毎日新聞デジタル)

※放送局・時間は変更される場合があります。

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