ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ11年の「本屋大賞」が12日、発表され、東川篤哉さんの令嬢刑事とその執事が事件を解決するミステリー「謎解きはディナーのあとで」(小学館)が大賞に輝いた。授賞式に登場した東川さんはすでに映像化の話もあると明かし、「美男美女にやってもらいたいですね。楽しみです」と期待を寄せた。
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東川さんは68年広島県出身。岡山大学法学部卒。02年、架空の地方都市・烏賊川市を舞台にしたミステリー「密室の鍵貸します」で光文社の新人賞「KAPPA-ONE登龍門」を受賞しデビュー。同作を含む烏賊川市シリーズ、架空の高校の探偵部を中心とした鯉ヶ窪学園探偵部シリーズなどがある。
「謎解きはディナーのあとで」は、大企業の令嬢で新米警部の宝生麗子と有能だが毒舌な執事・影山の2人が難事件を解決していく推理小説。なかなか謎が解明できない麗子に影山がさらっと暴言をあびせるコミカルなやり取りと本格的な謎解きで人気を集めた。発売以来、半年で75万部を発行するベストセラーとなり、月刊少女マンガ誌「プチコミック」でマンガ化されている。
受賞の実感を聞かれた東川さんは「大勢の人が集まっているので、受賞したんだなという感じですね。(受賞が)何か間違っているんじゃないかという感じ」とコメント。副賞の図書カード10万円分の使い道を聞かれると「本だけで10万円は想像もつかない。ミステリーを買うと思います」と話した。執筆依頼は増えているが現状、断っている状態だという。また東日本大震災で被災した人々へ「私の本で勇気づけられるとは全然思いません。ミステリーを気楽な気分で読める日が早く来ればと思っています」とコメントした。
本屋大賞は、「売り場からベストセラーを作る」をテーマに創設され、今回が8回目。「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎さん、08年)や「告白」(湊かなえさん、09年)などが受賞し、多くのベストセラーを生み出した。09年までの大賞受賞作6作品はすべてドラマ化か映画化され、ヒットした。前回の大賞受賞作で冲方丁(うぶかた・とう)さんの「天地明察」は直木賞候補になり、マンガ化も決定している。今回は09年12月1日~10年11月30日に刊行された日本の小説から、全国362書店458人の投票でノミネート作品10作を選出した。大賞を選ぶ2次投票はノミネート作品をすべて読んだ351書店の439人が投票した。(毎日新聞デジタル)
◇最終順位(敬称略)
1位「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉(小学館)▽2位「ふがいない僕は空を見た」窪美澄(新潮社)▽3位「ペンギン・ハイウェイ」森見登美彦(角川書店)▽4位「錨を上げよ」百田尚樹(講談社)▽5位「シューマンの指」奥泉光(講談社)▽6位「叫びと祈り」梓崎優(東京創元社)▽7位「悪の教典」貴志祐介(文藝春秋)▽8位「神様のカルテ2」夏川草介(小学館)▽9位「キケン」有川浩(新潮社)▽10位「ストーリー・セラー」有川浩(新潮社)
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