話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、昔の幼なじみたちが、あることをきっかけに再び交わっていくオリジナル作品「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」です。長井龍雪監督に作品の魅力を語ってもらいました。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　−−作品の概要と魅力は？

　「小さいころ仲の良かった友達って、高校生くらいになるとそれぞれの立場、立ち位置も変わって疎遠になっていたりするよね」というのが本作の概要です。未熟で、でもそれぞれ頑張っている高校生たちのもどかしい青春群像劇を楽しんでいただければと思います。

　−−制作決定の経緯と、作品を作るうえで心がけたことは？

　心がけていることは、とにかく、丁寧に、丁寧に……という感じですかね。シナリオ上のキャラクターたちのこまやかな心情を、なるべくそのままフィルムに焼き付けようと悪戦苦闘しています。

　−−作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは？

　うれしかったことは……この作品を作ることができたということがまずうれしいです。

　大変だったことは……まあ現在進行形でいろいろと大変なことが起こってます。制作中は大体そんなもんです。制作が終わったとき、すべて笑い話にできる日を夢見て頑張っています。

　−−今後の展開、読者へ一言お願いします。

　今回はオリジナル作品ということで、僕自身、先の読めない展開にいろんな意味でドキドキしながら制作している真っ最中です。皆さんも、ぜひキャラクターたちと一緒に、先の見えない展開にもやもやしたり、ドキドキしたりしてください。よろしくお願いいたします。

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」監督　長井龍雪