長澤まさみ:「撮影中怖かった…」という共演者を一喝 「岳−ガク−」初日

「岳」の初日舞台あいさつに登場した長澤まさみさん
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「岳」の初日舞台あいさつに登場した長澤まさみさん

 俳優の小栗旬さん(28)と女優の長澤まさみさん(23)が共演する山岳救助を描いたマンガ原作の映画「岳−ガク−」(片山修監督)の初日舞台あいさつが7日、TOHOシネマズ 日劇2(東京都千代田区)で行われた。小栗さんは「長澤さんが怒るシーンがあるんですけれど、あの(撮影の)日はずーっと(長澤さんが)怒っていて(共演の)石田(卓也)君と『怖いなー』っていっていました」と撮影時のエピソードを明かした。共演者から「怖かった」といわれた長澤さんは「山は軽装で登るのはダメなんです」と作品にちなんで一喝し、会場からは拍手が巻き起こった。

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 原作は、石塚真一さんが03年から「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中のマンガ「岳 みんなの山」。世界の山をわたり歩き、山を愛し、その恐ろしさも知る島崎三歩(小栗さん)は帰国後、山岳救助ボランティアとして登山者の命を守っていた。一方、北部警察署山岳遭難救助隊に配属された新人女性隊員、椎名久美(長澤さん)は熱意ばかりが空回りし、思うように結果を残せず自信をなくしていた。そんなとき、猛吹雪による多重遭難が発生。久美は他の隊員とともに救助に向かうのだが……というストーリー。

 小栗さんは映画について「命懸けで作った作品だったので山に向き合ったことを見てもらえるし、生きる勇気が伝わってくるんじゃないかなと思う。僕は社会的にすごいことができるわけではないが、生きるパワーが広がってくれればと思います」とあいさつした。舞台あいさつには小栗さん、長澤さん、片山監督のほか佐々木蔵之介さん、石田さん、渡部篤郎さんが出席した。映画は7日から全国東宝系で公開中。(毎日新聞デジタル)

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