16日、胃がんのために亡くなった俳優の児玉清(本名・北川清)さん(享年77)の告別式が21日、東京・護国寺の桂昌殿で行われ、参列した児玉さんのものまねで知られるお笑いコンビ「博多華丸大吉」の華丸さんは「短いようで長いお付き合いだったので5年間、お世話になりましたと(あいさつした)」と語った。
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華丸さんは「児玉さんのおかげでこのように仕事をさせていただいている。その気持ちを忘れず、いつも(児玉さんに)見られているという気持ちでいたい」とコメント。児玉さんは「アタックチャンス」の決めポーズを右手で行うが華丸さんは左手で行っており、華丸さんは「僕は偽物なので左手で」と明かしていた。また今後のものまねについては「まだなにも考えていません」と話した。大吉さんは「児玉さんのおかげで今があることを無駄にしないように頑張るだけ」と唇をかんでいた。
ほかに女優の草刈民代さん、矢田亜希子さん、歌手の瀬川瑛子さんらが訪れた。
児玉さんは1934年、東京都生まれ。58年、学習院大卒業後、東宝ニューフェースとしてデビュー。映画「悪い奴ほどよく眠る」(60年)、「別れて生きるときも」(61年)や「戦場にながれる歌」(65年)に出演。テレビドラマ「ありがとう」(TBS系)などホームドラマで人気となった。75年から「パネルクイズ アタック25」(ABC系)の司会者を務めていたが、今年2月下旬に体調不良を訴え、都内の病院で胃がんが発見され、3月から入院しており、5月16日午後0時28分、死去した。(毎日新聞デジタル)