16日、胃がんのために亡くなった俳優の児玉清(本名・北川清)さん(享年77)の葬儀と告別式が21日、東京・護国寺の桂昌殿で行われ、児玉さんのものまねで知られるお笑いコンビ「博多華丸大吉」や女優の草刈民代さんら親交のあった芸能人や関係者など660人が参列した。児玉さんのひつぎを乗せた車が動き出すと参列者から「児玉さん、ありがとう」と声が掛けられた。
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ひつぎには児玉さんが気に入っていた本や病室で読もうとしていた新刊、洋書など本数冊と、切り絵の道具、児玉さんの名前が入ったオリジナルの原稿用紙、お気に入りのネクタイなどが入れられた。出棺にあたっては、喪主の妻・北川好子さんに代わり、長男の大祐さんがあいさつした。
芸能人ではほかに女優の矢田亜希子さん、歌手の瀬川瑛子さんらも参列した。
児玉さんは1934年、東京都生まれ。58年、学習院大卒業後、東宝ニューフェースとしてデビュー。映画「悪い奴ほどよく眠る」(60年)、「別れて生きるときも」(61年)や「戦場にながれる歌」(65年)に出演。テレビドラマ「ありがとう」(TBS系)などホームドラマで人気となった。75年から「パネルクイズ アタック25」(ABC系)の司会者を務めていたが、今年2月下旬に体調不良を訴え、都内の病院で胃がんが発見され、3月から入院しており、5月16日午後0時28分、死去した。(毎日新聞デジタル)