動画配信サイト「ニコニコ動画(ニコ動)」の新施設「ニコファーレ」が、東京・六本木の巨大クラブ「ベルファーレ」の跡地に7月にオープンすることが22日、台湾で開催されたライブイベント「ニコニコ大会議2011in台湾」で明らかになった。観客を入れたライブ形式での生放送を中心に、発表会や展示会などのさまざまなイベントをインターネット中継するための施設で、同施設をネットとライブの新しいエンターテインメントの形を追求する拠点とする。
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場内各所には巨大なLEDモニターが設置され、特にホール部分では壁面4面と天井に設置されてライブでのさまざまな映像演出を可能にしただけでなく、“ニコニコ”ユーザーたちの「コメント」がモニターに表示され、来場者は360度取り囲むように流れるコメントを“体感”できる。来場客・インターネット視聴者・出演者の相互コミュニケーションも可能になるという。
ほかにも、アーティストに贈る「花」をデジタル化した「デジタル花」を購入し、開演前などにモニターに表示できるサービスをはじめ、ネット視聴者を「バーチャル観客」としてモニターに表示させたり、通常コメントよりも目立つ特殊なコメントを販売するサービスも展開する予定。ネット視聴者に対しては、アーティストを囲む空間に楽曲の世界観を表現する映像や、ミラーボール、文字、流れ星、キャラクターなど多彩なバーチャル映像をかぶせて放送を見ることが可能となる。また、「リアルタイムモーションキャプチャー」により、実在しないキャラクターのライブやイベントも実現できるようになるという。
「ニコファーレ」は7月にオープン予定。店舗面積は764.1平方メートル。ライブスペースにスタンディングの形で250人を収容できる。(毎日新聞デジタル)