桜蘭高校ホスト部:人気少女マンガを川口春奈主演でドラマ化 共演に矢口夫も

「桜蘭高校ホスト部」に出演する川口春奈さん(右)、山本裕典さん
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「桜蘭高校ホスト部」に出演する川口春奈さん(右)、山本裕典さん

 男装の女子高校生とイケメンのセレブ高校生たちがつくる「ホスト部」のドタバタを描いた葉鳥ビスコさんの少女マンガ「桜蘭高校ホスト部」(白泉社)が、TBSの深夜ドラマ枠「Friday Break」でドラマ化されることが24日、明らかになった。女子高生ながら男装してホスト部に入部する主人公の藤岡ハルヒ役をドラマ初主演の川口春奈さん(16)、ホスト部部長を務める須王環役を山本裕典さん(23)が演じ、矢口真里さんと結婚した中村昌也さん(25)も登場する。川口さんは「プレッシャーや不安もありますが精いっぱい演じたい。ただ笑えるだけではなく、誰もが抱える悩みや不安などもたくさん描かれていくと思う。共感してもらえる内容になっていけば」とコメントしている。

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 「桜蘭高校ホスト部」は月刊少女マンガ誌「LaLa」(白泉社)で連載され、全18巻で累計1200万部を突破している人気マンガ。名家の子女が集まる「桜蘭高校」に一般庶民ながら特待生として入学したハルヒは、超セレブの環が部長を務める「ホスト部」の800万円の花瓶を割り、借金返済のためホスト部に入部するという物語。06年4月には日本テレビ系でアニメも放送された。中村さんは野生味が売りの寡黙な銛之塚崇役を演じ、クールなホスト部副部長で金勘定にうるさい鳳鏡夜役を大東俊介さん(25)、いたずら好きな双子の常陸院兄弟を双子の高木心平さんと万平さん兄弟(ともに25)、高3にしてウサギのぬいぐるみを手離さない埴之塚光邦役を千葉雄大さん(22)、黒装束の黒魔術部部長・猫澤梅人役を竜星涼さん(18)が演じる。

 山本さんは「みなさんイケメンなので僕も頑張ってドラマを盛り上げていきたい。川口春奈ちゃんの男装も楽しみのひとつ」と見どころを語り、中村さんは原作のキャラクター設定とまったく同じ身長の192センチということに「運命を感じています。無口なところは全然違うかな、一筋のバカは似ていますけど」と役の印象を語った。

 大東さんは「クールでクレバーな策士の役は今まで演じたことがあまりないので、とても楽しみですし、どう演じようかとすでに策を練ってます(笑い)」とコメント。竜星さんは「自分とは全くかけ離れた今までにない役どころなので新しい自分の姿をこのドラマでお見せできる」と自信をのぞかせた。高木万平さんは「僕は(本当は)兄。でも可愛い弟になって双子愛を見せたい」、心平さんは「ドラマ化されたら絶対演じたいと思っていたので本当にうれしかった。双子パワーで全国のみなさんをメロメロにしてやります!」と意気込んでいる。原作では身長148センチの子供のような見かけという設定の千葉さんは「とにかくかわいいハニー先輩。僕と共通しているところは『魚座』くらい(笑い)。僕が原作を読んで感じた彼の『気になる』存在感をみなさんに感じてもらえるよう頑張る」と難役に挑戦する。

 ドラマ化に際して、橘康仁プロデューサーは「イケメン男装ものが多いなかでも、引けを取らない人気原作が一番の売り。ファンを裏切るようなことはせず、ドラマはドラマとしていいところがあるように頑張りたい」と意気込みを語った。原作者の葉鳥さんは「実写化には向かないと思っていたホスト部ですが、それでも手がけたいと言ってくださった制作スタッフのみなさまの熱い意気込みと懐の広さに、深く感謝しています。実写ドラマならではの新たなホスト部ワールドを楽しみにしています! どうぞよろしくお願い致します!!」とエールを送っている。

 ドラマは7月期スタートで、毎週金曜深夜0時20分から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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