ソニー不正アクセス:欧米でPSN完全復旧へ 日本は対象外

 家庭用ゲーム機「プレイステーション3」のインターネットサービス「プレイステーション・ネットワーク(PSN)」などから大量に個人情報が流出した問題で、ソニーは31日、問題発覚以後、停止していたPSNについて欧米などで今週末までに全面再開すると発表した。当初は5月中を目指していたが、数日遅れての再開。日本と韓国、香港は対象外で、再開時期は改めて発表する。

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 PSNはPS3やPSP、PCで利用でき、ゲームソフトの購入や体験版のダウンロード、チャット、映像配信が楽しめるサービス。4月に第三者の不正アクセスを受けてサービスを停止し、欧米などでは14日(米国時間)から段階的にサービスを再開しており、6月5日までに全面再開される見通しとなった。

 一方、日本では、経済産業省から「十分な対策が取られていない」などの指導を受け、サービスの一部再開が欧米と比べて約2週間遅れの5月28日にずれこんでおり、全面再開はまだ発表されていない。

 不正アクセス問題は、4月17~19日(米国時間)にPSNのサービスがつながりにくくなるなど不審な状況があったことから、同月21日にサービスを停止して詳細に調査したところ不正アクセスが判明。約7700万件のサービス登録者の氏名、住所、Eメールアドレス、パスワードとIDなどの情報流出が判明した。ソニーは、世界的ハッカー集団「アノニマス」とトラブルになっていることを明かしている。(毎日新聞デジタル)

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