謎解きはディナーのあとで:105万部突破で上半期本ランキング首位 3位に水嶋ヒロ「KAGEROU」

東川篤哉さんの小説「謎解きはディナーのあとで」
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東川篤哉さんの小説「謎解きはディナーのあとで」

 11年上半期(10年11月22日~11年5月22日)のオリコン本ランキングが1日発表され、10年9月に発売されて「2011年本屋大賞」を受賞した東川篤哉さんの小説「謎解きはディナーのあとで」(小学館)が105万3000部を売り上げ、「BOOK(総合)部門」の首位を獲得した。

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 著者の東川さんは「本格ミステリーを本格ファンではない読者に読んでもらうために書いたユーモア本格ミステリーです。結果、作者が想像もしなかったほどの幅広い読者に受け入れられたことに驚き、感謝しております。この作品が、みなさんの本格ミステリーに親しむきっかけのひとつになってくれれば幸いです」とコメントしている。

  「謎解きはディナーのあとで」は、大企業の令嬢で新米刑事の宝生麗子と有能だが毒舌な執事・影山の2人が難事件を解決していくユーモアミステリー小説。なかなか謎が解明できない麗子に、影山がさらっと暴言をあびせるコミカルなやり取りと本格的な謎解きで人気を集めている。 同作は今回、同部門で唯一、100万部を突破し、10年上半期に山本千尋さんのダイエット本「バンド1本でやせる! 巻くだけダイエット」(幻冬舎、09年6月発売)が記録した103万5000部を上回り、上半期の最高売上部数記録となった。

 2位は、期間中に96万2000部を売り上げた09年12月発売の岩崎夏海さんのビジネス本「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)がランクイン。3位は、水嶋ヒロさんが本名の斎藤智裕名義で10年12月に発売したデビュー小説「KAGEROU」(ポプラ社)で、期間中に81万9000部を売り上げた。(毎日新聞デジタル)

 4位以下は次の通り(敬称略)。

4位 「くじけないで」柴田トヨ(飛鳥新社) 60万9000部

5位 「老いの才覚」曽野綾子(ベストセラーズ) 58万8000部

6位 「ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全ぼうけんクリアガイド」元宮秀介&ワンナップ(メディアファクトリー) 45万9000部

7位 「モンスターハンターポータブル 3rd PSP版 スタートダッシュブック」Vジャンプ編集部(集英社) 41万6000部

8位 「ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式イッシュ図鑑完成ガイド」元宮秀介&ワンナップ(メディアファクトリー) 40万部

9位 「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」長谷部誠 (幻冬舎) 39万部

10位 「続・体脂肪計タニタの社員食堂 もっとおいしい500kcalのまんぷく定食」タニタ(大和書房) 37万4000部

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