ヒロインとのきずなを独自の手法で描いて話題を集め、その内容に感銘を受けた作家の宮部みゆきさんが小説も出版したゲーム「ICO」(PS2)と、巨像との死闘をダイナミックに表現したゲーム「ワンダと巨像」(同)が、PS3で復活することが明らかになった。9月22日に各3980円で発売される。
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「ICO」は、生まれつき頭に角が生えていたために霧の城に連れてこられた少年「イコ」が、言葉の通じない少女「ヨルダ」の手を取り、城からの脱出を目指すゲーム。絵画を思わせる美しい映像と、「手をつなぐ」という行為に強いメッセージを持たせた独特の作風で話題を集めた。
「ワンダと巨像」は、魂を失った少女を救うために禁じられた地へ踏み込んだ青年「ワンダ」が、16体の巨像を倒していくゲーム。極めて大きな巨像の体をつかんでよじ登り、弱点を攻撃していくシステムと、巨像のダイナミックな動きなどが評価され、「日本ゲーム大賞」優秀賞など国内外で数々の賞を受賞している。
PS3版は、オリジナル版の雰囲気を残しつつグラフィックをフルHD化したほか、7.1チャンネルサラウンドや3D立体視に対応。雑誌「BRUTUS」(マガジンハウス)編集部が、両作品を手がけたディレクターの上田文人さんを独自の切り口で解説したブックレットなどが付く数量限定ボックス(6980円)も同時発売される。(毎日新聞デジタル)
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