「第3回AKB48選抜総選挙」で、“神7(セブン)”と呼ばれる不動の人気トップ7の一翼を担ってきた板野友美さんが昨年の4位から8位に順位を落とし、“神話”が崩れた。開票イベント会場となった日本武道館(東京都千代田区)では9日、板野さんは自分の名前が呼ばれるとうつむきがちでステージに上り、「これからもAKBを愛して頑張っていきたい」と悔し涙をこぼしながらあいさつした。
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板野さんは今年1月、グループ初のソロデビューを果たし、デビューシングルが発売初週で16万3000枚を売り上げるなど人気のメンバー。“神7”は昨年の同選挙でおととしの上位7人のメンバーに入れ替わりがなかったことから板野さんを含め、前田敦子さん、大島優子さん、篠田麻里子さん、渡辺麻友さん、高橋みなみさん、小嶋陽菜さんを指して呼ぶようになった言葉。今回板野さんは昨年の得票数の約2.5倍に当たる5万403票を獲得したが、昨年8位の柏木由紀さんが3位に躍進し、入れ替わりで板野さんが押し出される形となった。
板野さんは「投票してくれた方、本当にありがとうございます」とファンに感謝を伝えたが、言葉が続かずに黙り込み、「おととし7位から昨年4位になってすごくうれしくて、今年は8位で、まあ順位は下がってしまいましたが……」と涙を見せた。(毎日新聞デジタル)