MD松尾のヒット解析:「龍が如くOTE」一色の展開 新作は「ゼルダ」「ダンボール戦機」

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーが6~12日のヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 夏のボーナス直前ということもあり、今週は1年のうちでも特にお財布に余裕のない時期にあたります。そんな中、ゲームの売り上げは人気シリーズのスピンオフ作品「龍が如く OF THE END」(PS3、セガ)一色の展開となりました。TSUTAYAの販売本数でみると、今週の2位「バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D」(3DS、カプコン)の20倍以上と圧倒的。08年のスピンオフ作品「見参!」の約2倍で、09年に発売された「3」とほぼ同等の売り上げとなりました。

 ◇今週の動き

 「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」(3DS、任天堂)がトップでしょう。名作の復活とあって予約が殺到しており、人気グループ「嵐」のテレビCMも放送され前人気も上々。すぐに遊びたい方は早めにお店をのぞいた方がいいでしょうね。2位は「ダンボール戦機」(PSP、レベルファイブ)か。こちらも予約が好調で、同社の人気タイトル「イナズマイレブン」に連なる時間帯でテレビアニメも放送中。プラモデルも同時展開中と大いに盛り上がっており、期待しています。3位には「龍が如く OF THE END」が残りそうです。

 ◇ランキングは次の通り(6~12日・TSUTAYA調べ)

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1位 龍が如く OF THE END(PS3)

2位 バイオハザード ザ・マーセナリーズ3D(3DS)

3位 ワンピース アンリミテッドクルーズSP(3DS)

4位 ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル(DS)

5位 TROY無双(PS3)

6位 バトル&ゲット! ポケモンタイピングDS(DS)

7位 アキバズトリップ(PSP)

8位 モンスターハンターポータブル 3rd(PSP)

9位 プロ野球スピリッツ2011(PSP)

10位 パタポン3(PSP)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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