7月15日に公開される大ヒットファンタジー映画の最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(デイビッド・イェーツ監督)の“最後のポスター”が20日、公開された。10年に及ぶシリーズ最後のポスターは「これが、最後。」と記され、ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーの主役トリオの最後の雄姿が描かれ、タイトルロゴが省かれた異例のデザイン。ポスターは25日から全国の主要映画館で掲出される。
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14日には主要キャラクター8人の劇場掲出用ビジュアルが公開されたばかり。主人公のハリーを演じるダニエル・ラドクリフさんは「ハリーたちの使命は、今までよりはるかに重大でついに頂点に達するんだ。ヴォルデモートと対決するのは、自分しかいないとハリーは分かっている。最終章の『PART2』は、絶え間のないアクション映画になっている。決して止まることがないんだ。期待して」と今作の見どころを紹介している。
最終章では、恐れられてきたヴォルデモート卿が復活し、魔法省ばかりか、魔法学校までもがヴォルデモート卿率いる「死喰(く)い人」の支配下に置かれる中、最終学年の7年生に進級した17歳のハリーと親友のロン、ハーマイオニーはヴォルデモート卿の抹殺のかぎを握る「分霊箱」を探し出す旅から戻り、学校を守り抜いていたネビルらとともにヴォルデモート卿らとの戦いに臨む。これまで明かされていなかった真実が次々に明らかになり、魔法界における善と悪の戦いがついに最終決戦を迎える。
「ハリー・ポッター」シリーズは英作家J・K・ローリングさんが97年から刊行したファンタジー小説が原作。20世紀末の英国を舞台に、魔法使いの少年ハリーの魔法学校での生活や、ハリーの父母を殺害した闇の魔法使いヴォルデモート卿との戦いを描いている。映画版のシリーズ最終作前編「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」は10年11月に国内で公開され、興行収入は68億円を突破した。後編「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」は、シリーズ初の試みとなる全編3Dで上映される。後編は7月15日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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