注目映画紹介:「マイティ・ソー」 人気アメコミを映画化 浅野忠信がハリウッド進出

「マイティ・ソー」の一場面 TM & (C)2010 Marvel (C)2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.
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「マイティ・ソー」の一場面 TM & (C)2010 Marvel (C)2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.

 「Xメン」「スパイダーマン」「アイアンマン」など数々のヒーローを生んだ米マーベル・コミックの人気キャラクターの活躍を実写映画化した「マイティ・ソー」(ケネス・ブラナー監督)が7月2日、公開される。

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 神の世界アスガルドで最強の戦士であったソー。だが、彼の父親であり神々の王であるオーディンは、強過ぎるがゆえに高慢になった息子の将来を憂い地球へと追放する。地球に落とされたソーは、天文学者のジェーンと出会う。一方、アスガルドは、神の国の王座を狙う邪神ロキによって危機に瀕(ひん)していた……。

 シェイクスピア作品に造詣が深く、俳優としても活躍するブラナーさんがメガホンをとった。1962年に発表された原作コミックは、そもそも北欧神話がベースになっている。そこには兄弟間のしっとや、彼らをとりまく裏切りや策謀といったエピソードが描かれており、ブラナー監督にしてみればなじみ深い分野。存分に腕を振るい、アクションも楽しめる重厚なドラマに仕立て上げた。

 オーストラリア出身のクリス・ヘムズワースさんが筋肉隆々の肉体でソーを好演。ナタリー・ポートマンさんがジェーンを、オーディンをアンソニー・ホプキンスさんが演じているほか、ソーを護衛する“三銃士”の一人、ホーガン役で浅野忠信さんがハリウッドデビューを果たしている。なお、今作は2Dと3Dの同時公開で、3Dでは特に宇宙のシーンで立体効果が強く出ており、奥行きのある映像が楽しめた。7月2日から丸の内ルーブル(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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