アイドルグループ「AKB48」の姉妹ユニット「SDN48」が、常盤薬品工業のドリンク「眠眠打破」のCMキャラクターに決定し、4日に東京・秋葉原のAKB48劇場で記者会見を行った。同グループ初のCMに、メンバーの芹那さんは「SDN48の名前が出るので、より多くの方たちに見ていただける」と喜び、「初めはどっきりかと警戒した」という佐藤由加理さんは「今日の記者会見で本当だと実感できました」と笑顔を見せた。販売目標が前年比の130%アップと発表されると小原春香さんは「130%アップって、どのくらい大変か分かってなかった。できるか分からないけれど頑張ります!」と意気込んだ。
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「SDN48」は、昨年11月に日韓同時デビューを果たした全員20歳以上のメンバーによる大人のアイドルグループ。AKB48劇場で土曜の夜に18歳以上の観客を対象にした公演を行い、セクシーなパフォーマンスを繰り広げている。先日発表されたAKB48の“公式ライバル”「乃木坂46」のニュースについて報道陣から質問が出ると、佐藤さんは「一応(SDN48が)ライバルだったはずなんですけど、どうなんですかね?」と戸惑いを隠せない様子。芹那さんは「でも、私たちのコンセプトが大人なんで、私たちが生かせる分野で活躍する。ライバルっていうのはちょっと違うのかも」と気を取り直していた。また、AKB48が行う第2回じゃんけん大会への不参加も明かし、佐藤さんは「出たかったんで、秋元(康)さんに直談判したんですが『SDNは大人だからな~』と断られちゃいました」と残念がっていた。
97年発売の「眠眠打破」は、6月27日からボトルデザインを8年ぶりにリニューアルしたことをきっかけに新CMを作成。SDN48はAKB48の姉貴分で、メジャーのアイドルを目指して頑張っている姿が同商品のコンセプトに合致しているということで、CMキャラクターに起用された。「オトナになったら眠眠打破、オトナになったらSDN48」をテーマに、夏からコラボレーションキャンペーンを行う。会見では、CMタイアップ曲となる同グループの新曲「MIN・MIN・MIN」の選抜メンバー12人が登場し、ミンミンゼミがモチーフだという羽付きの衣装で、新曲を初披露した。
会見では、販売目標を達成した時のごほうびを中野正隆社長に直接おねだりし、6つのお願いの中から、中野社長が実現可能な「メンバー全員に松阪牛をごちそうする」と「『眠眠打破』と化粧品1年分」をかなえることを約束した。化粧品の方を提案した梅田悠さんは歓声を上げ「私たち、20歳超えているから、切実に化粧品ほしいんです!」と訴え、報道陣を笑わせていた。新CMは、5日から全国で放送開始。新曲「MIN・MIN・MIN」は8月17日発売予定。(毎日新聞デジタル)