寺島しのぶさんが「キャタピラー」で最優秀女優賞を受賞した第60回ベルリン国際映画祭で、金熊賞を受賞したのがこの「蜂蜜」(セミフ・カプランオール監督)だ。突然姿を消した父の帰りを待つ少年の心情を、幻想的な森の風景とともに描き出した。言葉で表しがたいスピリチュアルな映像体験に、ぜひ劇場で見たい1作だ。
あなたにオススメ
解説:ハサウェイと宇宙世紀 「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」までの軌跡
森の中で両親とともに住む6歳のユスフは、養蜂家の父親の手伝いをするのが大好きだった。ところがある日、父親が突然姿を消す。ユスフは衝撃で声が出なくなってしまい、学校の授業で音読もうまくできない。父親が戻らず、不安を募らせるユスフ。気丈にふるまっていた母親もまた、気持ちがかげっていく……。
冒頭、神秘的な森の映像が心地よい。蜂の羽音、枝の折れる音が鮮明に心に刻まれ、映像の世界に自然と引き込まれていく。ユスフの低い視線から切り取られた風景が、スッと入り込んでくる。養蜂の手伝いをしながら父親を見つめるユスフ。学校の授業で「よくできたとき」にもらうバッジを見つめる……そんなユスフのまなざしの先に、映画の中でこれから起きることを予感させる。アンドレイ・タルコフスキー監督の作品を想起させる、トルコの監督の作品。夢の中のような世界と時間感覚、これは劇場で見ないとなかなか体験できないだろう。
ユスフを主人公にした3部作で青年期を描いた「ミルク」、大人のユスフを描いた「卵」。大人のユスフを撮ってから、さかのぼって最後に本作が撮られたという。銀座テアトルシネマほか全国で順次公開中。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
映画「シン・ゴジラ」のフィギュアのセット「S.H.MonsterArts ゴジラ(2016) 第2形態&第3形態&巨大不明生物セット」(バンダイスピリッツ)が発売される。1万54…
俳優の木村拓哉さんが主演を務める映画「教場」プロジェクトの前編「教場 Reunion」が、フジテレビ系の土曜プレミアムで2月14日午後8時から放送されることが分かった。同作は1月…
「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の人気サッカーマンガが原作の実写映画「ブルーロック」(瀧悠輔監督)が、8月7日に公開されることが分かった。同作は、日本をワールドカップ優勝に…
毎年200万人以上が訪れる北海道の冬の祭典「第76回さっぽろ雪まつり」が2月4日に開幕した(会期は2月11日まで)。大通り会場10丁目には大雪像「帰ってきた白銀のスター・ウォーズ…
俳優の浜辺美波さんが2月6日、東京都内で行われた映画「ほどなく、お別れです」(三木孝浩監督)の初日舞台あいさつに登壇。共にダブル主演を務める人気グループ「Snow Man」の目黒…