寺島しのぶさんが「キャタピラー」で最優秀女優賞を受賞した第60回ベルリン国際映画祭で、金熊賞を受賞したのがこの「蜂蜜」(セミフ・カプランオール監督)だ。突然姿を消した父の帰りを待つ少年の心情を、幻想的な森の風景とともに描き出した。言葉で表しがたいスピリチュアルな映像体験に、ぜひ劇場で見たい1作だ。
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森の中で両親とともに住む6歳のユスフは、養蜂家の父親の手伝いをするのが大好きだった。ところがある日、父親が突然姿を消す。ユスフは衝撃で声が出なくなってしまい、学校の授業で音読もうまくできない。父親が戻らず、不安を募らせるユスフ。気丈にふるまっていた母親もまた、気持ちがかげっていく……。
冒頭、神秘的な森の映像が心地よい。蜂の羽音、枝の折れる音が鮮明に心に刻まれ、映像の世界に自然と引き込まれていく。ユスフの低い視線から切り取られた風景が、スッと入り込んでくる。養蜂の手伝いをしながら父親を見つめるユスフ。学校の授業で「よくできたとき」にもらうバッジを見つめる……そんなユスフのまなざしの先に、映画の中でこれから起きることを予感させる。アンドレイ・タルコフスキー監督の作品を想起させる、トルコの監督の作品。夢の中のような世界と時間感覚、これは劇場で見ないとなかなか体験できないだろう。
ユスフを主人公にした3部作で青年期を描いた「ミルク」、大人のユスフを描いた「卵」。大人のユスフを撮ってから、さかのぼって最後に本作が撮られたという。銀座テアトルシネマほか全国で順次公開中。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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