タレントのマリエさんが17日、所属する芸能プロダクション「レプロエンタテインメント」(東京都品川区)が行う、東日本大震災の被災地支援のためのプロジェクト「レプロ・ハピチャリ募金部」の活動で福岡県を訪れた。福岡市博多区の中州を出発し、天神、大名、香椎浜を自転車で回って募金を呼びかけたマリエさんは「レプロのみんなで一つの目標を達成できたら本当にうれしく思います。次に広島で活動する(同事務所の後輩たちのグループ)9nineも頑張れ~」とコメントしている。
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「レプロ・ハピチャリ募金部」は、同事務所に所属するタレントたちが自転車に募金箱を乗せて募金を呼びかけるもので、全国を七つのブロックに分け、各ブロック内の数カ所を結んだルートを自転車で走り、リレー形式で次の会場まで活動をつないでいく。6月5日に第1走者の羽田美智子さんが東京都の神宮外苑サイクリングコースを出発。中野裕太さんらが東京都内や神奈川県内を走り、同月24日から紗羅マリーさんらが愛知県、静岡県、7月15日から長崎県をユージさんが走るなどしてつないできた。
マリエさんは「大好きな福岡の街を“チャリ”(自転車)で走るのは初めて! 元気な福岡の力が東北に伝わればいいな」と意気込んで中洲をスタート。34度の暑さの中、軽快に自転車をこいで天神へ着き、募金を呼びかけると、その後は大名から「イオン香椎浜ショッピングセンター」に到着。募金のため、200人ほどの人が集まる中、自転車で登場したマリエさんは子どもから老人まで多くの人々と交流し、感激した様子だった。
「レプロ・ハピチャリ募金部」の活動は、22日に9nineが広島で行い、24日に浅見れいなさんがつなげる予定。その後、吉川ひなのさん、池内博之さん、新垣結衣さん、川島海荷さん、中村蒼さんらが参加し、四国、北海道、沖縄、近畿地方を経て、10月上旬に終了する予定。
同事務所は今年、創立20年目を迎え、所属タレントらで社会貢献活動を行いたいと昨年からプロジェクトを準備してきたが、東日本大震災が発生し、急きょ内容を変更して「レプロ・ハピチャリ・プロジェクト」として被災者支援と経済的支援を継続して実施していくことに決めた。今回の企画は同プロジェクトの一環で、集まった募金は日本赤十字社を通して被災地・被災者に全額寄付される。(毎日新聞デジタル)