お笑いコンビ「TKO」が12日、東京・高尾山のケーブルカー乗り場の清滝駅前広場に完成した「高尾山Walk」の記念モニュメント「エコ天狗」の除幕式に登場した。イベントにちなんでてんぐの赤い鼻を付けた“てんぐくん”に変身した木下隆行さんは「高尾山の真ん中から来ました。これで僕もせんとくんのように高尾山のゆるキャラになれたら」と話し、会場を沸かせた。
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「高尾山Walk」は、KDDIと沖縄セルラーが取り組んでいる「Green Road Project」の一環で、11年国際森林年のテーマ「森を歩く」に連動して実施。同プロジェクトはauのケータイアプリ「au Smart Sports Run&Walk」を使ってランニングやウォーキング、サイクリングをすると、走行距離1キロにつき1円が環境保全のために寄付されるというもの。これまで「屋久島Walk」など順次、キャンペーンを展開しており、今回は第7弾として東京近郊にある高尾山を対象とした。「エコ天狗」は「高尾山Walk」の100万キロ突破を記念して作られた高さ1.8メートルのモニュメント。走行距離1万キロにつき1センチてんぐの鼻が伸びる。
相方の木本武宏さんは「こういう式典は初めてで、光栄です。高尾山には一度だけ仕事で登らせていただいたけれど、東京とは思えない大自然で気持ちよかった」と思い出を語った。三谷幸喜監督の新作映画に出演し、「最近てんぐになっているのでは?」と司会者に指摘された木下さんは「てんぐになっていった方がいいんですよ。調子に乗ったときに調子に乗っとかないと続かない。ウオーキングだってそうでしょ!」と開き直ったが、「誰か僕の鼻をへし折ってください……」とすぐに弱気になり、会場の笑いを誘っていた。
同プロジェクトは、11月30日までの実施期間中、走行距離に応じた寄付金が公益社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」に寄付され、高尾山の環境保全のために利用される。特設サイトでは参加者の人数と走行距離がリアルタイムで更新され、高尾山の見どころをランキング形式で紹介する。「エコ天狗」は11月30日まで、清滝駅前広場に展示される。(毎日新聞デジタル)
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