はじめの1巻:「7時間目の音符」 徐々に仲を深める高校生2人の“イチャイチャラブコメディー”

志摩時緒さんのマンガ「7時間目の音符」(芳文社)1巻の表紙
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志摩時緒さんのマンガ「7時間目の音符」(芳文社)1巻の表紙

 1巻が発売されたコミックスの中から、編集部と書店員のお薦めマンガを紹介する「はじめの1巻」。今回は、「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)で連載、女子高生・冴木あずみとその年下の恋人・吉野葉平が、とまどいながらも徐々に2人の仲を深めていくラブコメディーを描いた志摩時緒さんのマンガ「7時間目の音符(しちじかんめのノート)」です。

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 葉平は高校に入学して初めての恋人ができた。その恋人あずみは葉平の1歳年上で、葉平が所属する吹奏楽部の部長。ある日の部活のミーティングで、あずみは部員から、葉平にネクタイをもらわないのかと尋ねられる。校内では女子が自分の制服のリボンの代わりに、彼氏の制服のネクタイをつけて登校するのが流行しているのだが、その質問をされたあずみは真っ赤になってうつむいてしまい……という物語。

 ◇編集部からのメッセージ 「まんがタイムきららフォワード」編集部 小森規雄さん 「帯に偽りのない自信あり」

 あるブラスバンドの部長あずみと後輩の葉平は恋人同士。でも、お互いの名前を呼び合うことさえなかなか難しくて、もどかしさを感じてしまう仲。そんな2人の様子を描いた甘さ200%、いや、それ以上の“イチャイチャラブコメディー”です!

 とにかく2人の織り成す恥ずかしいシチュエーションの数々にもだえ転がりまくってほしいですね。どこをめくっても「あーもーこの2人は!」という帯に偽りない自信があります! それだけのシチュエーションをご用意しましたのでぜひ(笑い)!

 そして何といってもメーンヒロインのあずみさん。彼女が一見頑張り屋さんに見えて、いざ恋のことになると真っ赤になって恥ずかしがり、時には大胆な行動に思い切って出るとこなども、読んでいるこっちが本当に照れくさくなると同時に、そんなあずみさんが可愛くて可愛くて仕方ない! もうムチャクチャあずみさんに萌えてもらって、あずみさんをめでてほしいです。

 読み始めたら1ページ目から砂糖を吐いてしまうような、そんな“超甘々なイチャラブ”を集めた「7時間目の音符」、絶対オススメです!!

 ◇書店員の推薦文 ひょうたん書店西田本店 筒口征洋さん「学生時代に戻ったような新鮮な気持ちに」

 たいていのラブコメにお色気シーンがある中で、キスシーンさえもつつましく描かれるこの清らかさには、むしろこういうのを求めていたのかもしれないと心を入れ替えたくなるほどでした。あずみちゃんが葉平くんのネクタイや上着を身につけるシーンだけでもドキドキさせてくれるのですが、男の子のものを身につける女の子という行為に漂うほのかな色気を、学生時代に戻ったようにあらためて新鮮な気持ちで読ませてくれるのには驚きました。探していた純情をここに見つけた気分です。

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