広島県竹原市:商店街にアニメ「たまゆら」の立像 「安芸の小京都」に新名所

竹原駅前商店街に登場した「ももねこ様」の像に喜ぶアニメ「たまゆら」の佐藤順一監督(下)と、アニメの「ももねこ様」(C)2011佐藤順一・TYA/たまゆら製作委員会
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竹原駅前商店街に登場した「ももねこ様」の像に喜ぶアニメ「たまゆら」の佐藤順一監督(下)と、アニメの「ももねこ様」(C)2011佐藤順一・TYA/たまゆら製作委員会

 「安芸の小京都」として知られる広島県竹原市の竹原駅前商店街に、同市を舞台にしたテレビアニメ「たまゆら」のキャラクター「ももねこ様」の像が20日お目見えした。約1メートル80センチ(台座含む)の御影石製で、江戸時代の情緒を伝える町に生まれたユニークな新名所として注目を集めそうだ。

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 「たまゆら」は、亡き父の故郷の竹原に引っ越した写真好きの女子高生・沢渡楓(さわたり・ふう)と、友達との交流を描いた癒し系ストーリー。アニメでは、実在の地名や実在の建物をアニメで再現しており、竹原市もキャラクターを広報誌の表紙にしたり、市役所に看板を設置してアピールするなど町おこしに活用している。「ももねこ様」は、綿毛のような丸いネコで、楓のお気に入りという設定。

 2日間がかりのイベント「たまゆらの日」の最終日となる20日は、イベントの中心となった同市本町にある「町並み保存地区」では、アニメに登場するお好み焼き店「ほぼろ」を再現した店、グッズ販売所などに長い列ができた。最後に「町並み保存地区」の照連寺で、竹達彩奈さんら出演声優のトークショーや、アニメのエンディング曲「神様のいたずら」を中島愛さんが歌うなどして、約500人のファンが声援を送るなど盛り上がった。

 普段は落ち着いた町並みを楽しむ年輩の観光客が多い地域に、突如として若い世代が訪れたとあって、地元の人たちを驚かせていた。地元の主婦(33)は「子供が好きで一緒に見ています。(地元に)多くの観光客が来てくれてうれしい」と話していた。(毎日新聞デジタル)

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