振付師のパパイヤ鈴木さんが20日、東京都内で行われた小学生向けのダンス体験イベント「チャレンジしよう!わくわくダンス」に講師として出席。全国から集まった70人の小学生に、東日本大震災の被災者を応援するために作ったというダンス「Smile for Japan/手のひらを太陽に」を指導し、全員でのダンスに挑戦した。パパイヤさんは「楽しかった。こういうイベント好きなんですよ」と充実の笑み。イベントにはタレントの布川敏和さんも娘とともに参加し、パパイヤさんは「びっくりしました。普段から連絡取ってたんですけど、逆にこういうときには『参加するから』とか言わないものなんですね」と驚いていた。
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この日のイベントは、小学生が学校外で文化・スポーツなどの活動に参加して仲間を見つけ、健康について考え、健やかなライフスタイルを身につけることを目指すイベント「テトラパックわくわくチャレンジ」の第4回。食品加工処理と紙容器充てん包装システムを製造・販売する「日本テトラパック」の主催で4月からスタート。これまでに、書道家の武田双雲さんが講師を務めた書道体験イベントなどが行われている。
4回目となるこの日のイベントは、パパイヤさんの指導の下、ウオーミングアップの踊りから始まり、小学生たちが3グループに分かれて、「Smile for Japan/手のひらを太陽に」の振り付けを練習。健康な体作りに欠かせない食事についてのパパイヤさんのトークなどをはさみ、最後は保護者も参加して、会場が一体となって同曲のダンスを披露し、会場には笑顔の輪が広がった。
震災後、布川さんをはじめ親交のある歌手らとともに制作したCDとラジカセを、被災地に届ける活動をしており、このCDの中で「手のひらを太陽に」を歌い、振り付けも考案したというパパイヤさんは、イベント冒頭で「うまいなあというより“イイ”なあと思えるダンスが好き」と楽しんで踊ることが大切とアピール。小学生たちからの質問に答えるコーナーもあり、「ダンスがうまくなるコツは着替えること。ダンスはやればやるほどうまくなるんでしょうけど、ぼくは楽しいかどうかなので、”自分の一張羅に着替える”ということが大事かなと思ってます」と回答。ダンスを始めてよかったことを問われると、「お友だちができたことかな。ダンス仲間ってできますよね。それが良かったですね」と笑顔で話していた。(毎日新聞デジタル)