28日発表された26、27日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、人気グループ「嵐」の大野智さん主演ドラマの3D劇場版「映画 怪物くん」が全国446スクリーンで公開され、初日2日間で約43万人、興行収入約5億8104万円となり初登場首位を獲得した。09年7月に公開され最終興行収入約34億8000万円だった「ごくせん THE MOVIE」と初日2日間で比較すると興行収入は118.3%で、最終興行収入40億円に向けて好スタートをきった。4週連続首位だった三谷幸喜監督最新作「ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON」は2位となったが、早くも累計動員250万人、興行収入30億円を突破。3位の「カイジ2 人生奪回ゲーム」も累計動員100万人を突破している。
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そのほか新作では「ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊」が7位にランクイン。全国465スクリーンで公開され、初日2日間で約4万人を動員し、興行収入約5403万円となった。惜しくも圏外だが「アーサー・クリスマスの大冒険」は11位に登場。世界で唯一クリスマスプレゼントをもらいそびれた子どもにプレゼントを届けようと、サンタの末っ子・アーサーが奮闘する物語。
「怪物くん」は藤子不二雄Aさんの少年マンガが原作。「怪物ランド」の王子・怪物くんと、お供のドラキュラ、オオカミ男、フランケンの怪物トリオが人間界で活躍する物語で、ドラマでは怪物トリオを八嶋智人さん(ドラキュラ)、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(オオカミ男)、チェ・ホンマンさん(フランケン)、人間界唯一の友人・ヒロシを濱田龍臣君、その姉のウタコを川島海荷さんが演じている。「カレーの王国」に迷い込んだ怪物くんと怪物トリオが「伝説の勇者」と間違われ、王国の権力者ヴィシャールから反乱軍に捕らわれたピラリ姫を救出するよう持ちかけられる……というストーリー。ドラマのレギュラー陣のほか、新たに上川隆也さん、北村一輝さんらが共演。映画「アヒルと鴨のコインロッカー」「ゴールデンスランバー」などの中村義洋監督がメガホンをとった。
「ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊」は、06年に全米で公開(日本は07年3月公開)され、世界的にヒットし、第79回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した前作「ハッピー フィート」の続編で、前作に続いて南極を舞台に歌って踊れるコウテイペンギンの活躍を描く。声優は、米俳優のロビン・ウィリアムズさんやブラッド・ピットさん、マット・デイモンさんのほか、ヒップホップアーティストのコモンさんらが務め、日本語吹き替え版は、踊りが苦手な主人公の子どもペンギン・エリックを人気子役の鈴木福君、前作の主人公でエリックの父親・マンブルをお笑い芸人の劇団ひとりさん、エリックの母・グローリア役を歌手のクリスタル・ケイさんが担当。ほかにもお笑いコンビ「バナナマン」の設楽統さんと日村勇紀さんらが吹き替えに挑戦している。(毎日新聞デジタル)
1位 映画 怪物くん
2位 ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
3位 カイジ2 人生奪回ゲーム
4位 マネーボール
5位 アントキノイノチ
6位 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
7位 ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊
8位 スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪
9位 コンテイジョン
10位 インモータルズ−神々の戦い−
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