お笑いトリオ「ロバート」が27日、東京都内で行われたコント日本一を競うバラエティー番組「キングオブコント2011」(TBS系)の優勝賞金1000万円の授与式に登場した。賞金の配分について、秋山竜次さんは「600万円いただきます。何百回もルノアール(喫茶店)でネタを考えた。ボケた数も一番多いし、ぶっちぎりで“秋山多いな”とならないと、ロバートを結成した意味がない」と強気な態度を示し、馬場裕之さんは「じゃあ、オレは400万円。山本は、うるさいから100万やるよ」とコメント。山本博さんは「オレは何のためにやったんだ」と悔しがった。さらに、秋山さんは賞金の使い道を「ちょっとエッチなお店に行きたい。梅宮辰夫さんみたいに船を買おうかな。あとは母ちゃんや弟にあげる」と語ると、山本さんは「弟にやるんだったら、オレにくれ」と怒り、秋山さんは「(優勝してから)こんなにギクシャクしている。金って本当に怖いです」と話し、笑いをとっていた。
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08年から始まった「キングオブコント」は、プロアマ問わずコント日本一を競うお笑いコンテスト。2人以上のユニットなら芸歴の制限なく出場可能。9月23日に決勝が開催され、「トップリード」「TKO」「ロバート」「ラブレターズ」「2700」「モンスターエンジン」「鬼ヶ島」「インパルス」の8組(出場順)が出場し、「ロバート」が4代目キングに輝いた。23日には、大会の模様を収録したDVDが発売された。
大会は9月23日に行われたにも関わらず、授与式が12月になったことについて、秋山さんは「3カ月もたったのに例のヤツをいただいていない。そろそろ弁護士をたてようと考えていた。金をもらわないと(大会が)終わった気がしない」と話し、アタッシェケースに入った1000万円を渡され、大喜びした。
また「優勝してから仕事が増えたか?」と聞かれ、秋山さんは「(増えた)仕事は3本だけで、名古屋ローカルの特番と吉本のイベント、ラジオのミニ番組。あとは吉本の雑誌『マンスリーよしもと』でインタビューされた」と話し、少し寂しそうな様子。また、秋山さんは来年以降の同大会の出場について「嫌ですね。このピリピリ感から解放されたいし、ルノアールに金を使いたくない」と笑顔で話した。
イベントには、同大会で準優勝した「2700」やコント番組「パワー☆プリン」(TBS系)に出演する「ジャングルポケット」「パンサー」「チョコレートプラネット」らも登場。「ジャングルポケット」らが登場すると、会場から大きな歓声があがり、秋山さんは「お前たちの登場でマックス盛り上がるってどういうことだ。オレは前説か。帰れ」と大声をあげながら、悔しがっていた。(毎日新聞デジタル)