渡哲也:「西部警察」が初DVD化 「当時の心意気感じて」と舘ひろしとポーズ

サングラスと銃でポーズを決める渡哲也さん(右)と舘ひろしさん
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サングラスと銃でポーズを決める渡哲也さん(右)と舘ひろしさん

 石原プロモーションが制作した人気テレビドラマシリーズ「西部警察」「大都会」が初めてDVD化されることが決まり、渡哲也さん(70)と舘ひろしさん(61)が12日、会見した。13年に石原プロが設立50周年を迎えることを記念したもので、渡さんは「当時の私たちの心意気を感じていただき、スケールの大きいアクションを楽しんでいただきたい」と話した。ほかの石原プロ制作作品と合わせて計12作品が12年中にDVD化される予定。

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 「西部警察」は79年に放送を開始し、84年まで計3シリーズを放送した刑事ドラマシリーズ。「大門軍団」と異名を取る警視庁西部警察署の大門圭介刑事(渡さん)とその部下たちが凶悪犯に立ち向かう姿を描き、派手な銃撃戦や爆破、カーチェイスなどで知られる。04年には2時間ドラマとして放送された。「大都会」は石原プロが初めて手がけたテレビシリーズで76~79年に計3シリーズが放送された刑事ドラマ。渡さんが主人公の刑事・黒岩頼介を演じた。

 今回は「西部警察」「大都会」のほか、渡さんが主演して幕末時代の庶民の人間模様をコミカルに描いた「浮浪雲」、直腸がんの手術をした渡さんの復帰作「生命燃ゆ」、舘さんが売れないロックバンドのボーカル役で主演した「ただいま絶好調!」のDVD化も決定。さらに「ゴリラ・警視庁捜査第8班」「代表取締役刑事」「愛しの刑事」もDVD化されることが決まった。なかでも「西部警察」「大都会」は、ファンからパッケージ化の要望が絶えることがなかった作品という。

 渡さんはリクエストに応え、往年の大門刑事を思わせるサングラスと銃で舘さんとポーズを決めたが「もう70歳なんだけど……」と照れ笑い。両シリーズを「当時のテレビドラマの枠を大きく超えた作品だと自負しています」と変わらぬ自信を見せたが、DVD化について「30年前のことなので、ファンのみなさんに見ていただくのはうれしいけど、自分としては恥ずかしい。自分が見るなら隠れてこっそり見たい」と照れていた。西部警察にタツ役、ハト役で出演した舘さんは「あまりに若いのでDVDになるのがこっぱずかしい気がしております」と苦笑いだった。

 DVDは、79年10月14日~82年4月18日放送分のなかから24話を選んで収録し、当時の資料や関係者インタビューを掲載した24ページのブックレットを付けたDVDボックス「西部警察 PART1 セレクション大門BOX1」(2万3940円)が2月15日に発売される。その後、4月18日にDVDボックス「大都会−闘いの日々−BOX」、5月16日にDVDボックス「西部警察 PART1 セレクション大門BOX2」を発売。その後、「西部警察 PART2」など今回のDVD化決定作品が随時、発売される。 (毎日新聞デジタル)

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