フジテレビ:「ずん」のやす収録中の事故で謝罪 「体を張るような番組やめている」

収録中に腰椎骨折の大けがをした「ずん」のやすさん
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収録中に腰椎骨折の大けがをした「ずん」のやすさん

 フジテレビの豊田皓社長は24日の定例社長会見で、お笑いコンビ「ずん」のやすさんが同局のバラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」の収録で腰の骨を折る大けがをしたことについて「2月3日に新潟から東京都内の病院へ搬送して手術した。手術は成功したと聞いている。現在は回復に向けて治療中」と報告し、「けがをされたご本人、関係者のみなさんには大変ご迷惑をお掛けした。申し訳なく思っています。普段から番組を応援してくださっている視聴者のみなさんにもおわびしたい」と謝罪した。

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 やすさんは2日、同番組の収録が行われた新潟県内のスキー場で、ゲレンデを水上スキー用のゴムボートに乗って滑走しタイムを競うゲームの最中に腰を強打。県内の病院に搬送され、診察を受けた結果、「第2腰椎(ようつい)破裂骨折、第1腰椎(ようつい)両側突起骨折など」と診断されていた。

 番組の収録にあたっては事前リハーサルなど準備を重ねていたというが、豊田社長は「昨年同じ企画を同じ場所で無事に行った。安心感から安全対策が足らなかったのではないかと思っている」とコメント。また現在、現場のスタッフが「原因を考えるとともにどうすれば事故を防げるか論議を重ねている」といい、「体を張る内容だと出演者が張り切ってしまう。そこをどうやって抑えればいいか。なかなか難しい問題ですので、当面は体を張るような番組、企画についてはやめております。現場で論議を深めて安全に収録できるようになるまでは、いわゆる体を張った企画をやめようではないかということ」と対応を説明した。

 同局では、1月6日にお笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の徳井健太さんが、バラエティー番組のインドロケでラクダに乗る練習をした際、止まるために速度を落としたときに体勢を崩して落下し、左脇腹を強打。帰国して診察を受けた結果、「左外傷性気胸、左多発性肋骨(ろっこつ)骨折」で全治3週間と診断された。また2月15日にお笑いコンビ「プラスマイナス」の岩橋良昌さんが、バラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」の収録中にカメラに映り込もうとしたところ、バランスを崩して転倒し、左足をひねり、「左ひざ前十字靱帯(じんたい)損傷及び左ひざ内側側副靱帯損傷」と診断されている。(毎日新聞デジタル)

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