歌手の一青窈さんと音楽プロデューサーの小林武史さんが8日、東京都内で行われた、ソフトバンクグループの孫正義社長が設立した「東日本大震災復興支援財団」の活動報告会にそろって登場。小林さんのピアノをバックに、一青さんが、中島みゆきさんの名曲「時代」のカバーや代表曲「ハナミズキ」など3曲を歌い上げると、孫社長も「いやあ、素晴らしかった。心打たれました」と感激していた。
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ライブでは、震災後に一青さんが作詞した楽曲「道案内」も披露し、一青さんは「孫さんのように行動、発言、実行していく力は自分にはないなと思う人もたくさんいると思うんですが、実際に被災地に行くと、私にもできることがたくさんあるって発見するんです。できることは必ず見つかります。番組や映画や音楽を通じて知ることもできますが、やっぱりその場に赴いてほしいなと思います」と呼びかけた。小林さんは「この曲は孫さんのことをかなり思って作りました。孫正義という人は日本の道案内みたいな人だから」と精力的に活動する孫社長を称賛していた。
同財団は、東日本大震災で被災した子供たちを支援するため、孫社長が個人として被災地へ寄付した義援金・支援金のうち、40億円を基に設立され、高校生向けの奨学金やNPOなどの団体への助成事業、福島県で被災した子供たちへの支援活動などを行っている。この日のイベントには、非営利団体「ap bank」を通じて被災地への支援活動などを行っている小林さんと一青さんもゲストで登場。一青さんのスペシャルライブも行われた。(毎日新聞デジタル)