東日本大震災から1年。東京タワー(東京都港区)では10日、被災地の復興支援と団結を呼びかけるライトアップを実施し、「KIZUNA NIPPON」と描いた光のメッセージを東京の夜空にともした。点灯式に出席した東京タワーを運営する日本電波塔の前田伸社長は「東北からも多くのお客様がお見えで、日本全国から支えられている東京タワーです。今夜はこのメッセージを発して、東北のために、被災された方に、改めて心から団結を呼びかけたい」と力強く語った。
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このライトアップは、東京タワーの大展望台の南東面(増上寺、お台場側)にLEDライトを57本使って、メッセージを描いたもの。日没後、塔体を照らす通常のオレンジのライト(ランドマークライト)が消灯され、前田社長らのスイッチ点灯でメッセージがともされた。震災から1年となる11日にも、日没後にメッセージが点灯する。なお、電力は敷地内に設置した太陽光発電システムに蓄電したものを使用しているという。
点灯式には、東京タワーアンバサダーで12年度「ミス・インターナショナル」日本代表の吉松育美さんも出席。吉松さんは、東京タワーが行っている復興支援活動を説明し、「『KIZUNA NIPPON』を合言葉に、今後も復興に向け活動を行っていきたいので、皆様よろしくお願いします」と呼びかけていた。(毎日新聞デジタル)