俳優の山本裕典さんが14日、東京都内の映画館で行われた映画「桜蘭高校ホスト部」（韓哲監督）のスペシャル上映イベントに登場。ホワイトデーということで、男性出演者から女性出演者へクッキーを渡して愛の告白をすることになり、山本さんは、シリーズ初出演で究極のセレブお嬢様を演じる人気アイドルグループ「AKB48」の篠田麻里子さんにAKBの楽曲にかけて、「麻里子さま、下から失礼します！」とひざまずいてクッキーを差し出して会場の笑いを誘った。

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　「桜蘭高校ホスト部」は、葉鳥ビスコさんが月刊少女マンガ誌「LaLa」（白泉社）で02年から連載し、全18巻で累計1300万部を突破している人気マンガ。名家の子女が集まる「桜蘭高校」に一般庶民ながら特待生として入学した藤岡ハルヒ（川口春奈さん）は、超セレブの須王環（山本さん）が部長を務める「ホスト部」の800万円の花瓶を割り、借金返済のためホスト部に入部する……という物語。映画では、ハルヒの環への恋心が芽生えるが、そこに短期留学生としてシンガポールからミシェル（篠田さん）が学園にやってきて、環、ハルヒとの三角関係を演じる。

　篠田さんは「もともとマンガで読んでいた作品で、ミシェル役ができるということで本当にうれしかったし、知っている役だからこそ不安に思う部分がありました」と明かし、「映画からの参加だったので皆さんの輪の中に入れるか不安だったのですが、みなさんやさしくてすぐ溶け込むことができました」と笑顔で語った。

　主演の川口さんは「映画版は、恋愛がテーマ。ドラマでは見られなかったハルヒの可愛い乙女な一面がたくさん見られます。登場人物たちの愛があふれているやさしい作品になっているので、見ている方にもに少しでも気持ちが伝われば」とアピールした。

　映画は3月17日に全国で公開。（毎日新聞デジタル）