アニメ関連企業の共同イベント「東京国際アニメフェア2012」(同実行委員会主催)の4日間(22~25日)の総来場者数が、10年に開かれた前回から約25%減の9万9000人と大きく下回ったことが25日、明らかになった。東日本大震災で昨年のイベントが中止になり認知度が下がったことに加え、アニプレックスや角川書店など有力企業が参加を見送ったことが響いたとみられる。
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「東京国際アニメフェア」は、02年から開かれているイベントで、都が力を入れたことから規模が拡大し、前回は244社が出展して過去最高の約13万2500人とにぎわった。しかし今回は28社減の216社の出展にとどまった。ビジネスデーにあたる初日と2日は前年比で約1割減の約1万2000人が訪れた。一般公開された3日目は約4割減の約3万2000人、最終日は約2割減の約4万3000人と下回った。
東京国際アニメフェアは、09年12月にマンガの販売規制を強化する東京都の青少年健全育成条例改正案が可決されたことを受け、角川書店やアニプレックスなどが抗議のためアニメの有力企業が参加を見合わせ、アニメフェアに実質的な対抗イベントをぶつける形となり注目を集めた。11年の二つのイベントは震災でどちらも中止になったが、分裂はそのまま続いており、3月31日~4月1日に対抗イベントの「アニメ コンテンツ エキスポ」が開催される。(毎日新聞デジタル)
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