人気アイドルグループ「AKB48」からの卒業を発表した前田敦子さんが4日、「第4回選抜総選挙」(日本武道館、6月6日)への出場を辞退すると明らかにした。前田さんは、目を潤ませ、時折涙声になり、言葉を詰まらせながら、7分19秒にわたって、自らの胸中を明かした。(毎日新聞デジタル)
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AKB48チームAの前田敦子です。
3月25日の「さいたまスーパーアリーナ」で卒業の発表をさせていただきました。私はみなさんがご存じの通り、すごく不器用なので、同時にいろいろなことが一緒の時にすることができないというか、そんな自分にすごくいらだったりして、メンバーのみんなやスタッフのみなさん、こうやって応援してくださるみなさんにかなりご心配をおかけしたり、かなり迷惑をかけてしまったと思うんですけど、みんなが優しくて、自分自身ずっと甘えてきてしまったんだと思います。
卒業のことを考え始めたのはずいぶん前で、メンバーやみんなには言えなかったし、でも、たかみな(高橋みなみさん)だったり、一部のメンバーには相談していて、秋元(康)さんにもたくさん相談に乗ってもらったんですけど、全然リアルな話ではなく、私がもし、今の私がAKBじゃなくなったら何が残るんだろうと不安はたくさんありました。
レコード大賞をいただいたり、この間は東京ドームでのコンサートが決まったり、みんなで紅白歌合戦に出場させていただいたり、少しずつでも着実にみんなで願った夢がかなってきているかなと思ってきたところで、次のステップに進みたいなと。メンバーのみんなも将来のことをたくさん考えてると思うんですけど、そのためにまず、AKBで本当にいろんなチャンスをいただいて、まずは私が頑張らないといけないなと思いました。
発表の時にもみなさんの前で言ったとおり、すごく不安ですし、たぶんみなさんも心配してくれてることだと思うんですけど、私なんかが独り立ちできるのか、いままでは、メンバーのみんながいてくれたし、AKBという戻る場所があったので。でも、ここまで来たらというか、それでも、私はやってみたいなと思っています。応援してくれたらすごくうれしいです。
今の段階では、ずっとみなさんにお伝えしているように、具体的な卒業する日などは何も決まっていなくて、みなさんとタイミングを相談しているところなのですが、AKBの総選挙の方は、辞退させていただきたいと思います。ごめんなさい。
自分の口からお伝えしたかったので、このような形ではありますが、機会を作っていただきました。AKBのメンバーとしては残り少ないかもしれないんですが、卒業してからもぜひよろしくお願いします。応援してくれるとうれしいです。そして、何よりもAKB48のことを私と一緒にたくさん応援してください。
AKB48の前田敦子でした。