俳優の田中健さん(61)が芸能活動40周年を記念して新曲「あなたがいるから」を出すことになり、5日、東京・表参道の結婚式場で開いたパーティーで歌声を披露した。南米の縦笛ケーナの奏者として5枚のアルバムを出すなど音楽活動も活発な田中さんだが、歌のレコーディングは29年ぶりといい「緊張とわくわく」で臨んだことを告白。「60才を過ぎて球種が増えた感じ」と今後の人生に期待を寄せ、新曲についても「これからは人の人生に役立っていこうよという歌詞。僕のこれからのテーマです」と語った。
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田中さんは1972年にアイドル「あおい健」として歌手デビュー。その後、74年の「サンダンカン八番娼館 望郷」で俳優デビューし、75年の「青春の門」で脚光を浴びる。さらに同年放送されたテレビドラマ「俺たちの旅」に「オメダ」役で出演し、自身の代表作となる。以降数々の主演作品に出演してきた。
会場には、昨年の舞台「眠狂四郎無頼控」で共演して以来、親睦(しんぼく)を深めている歌手で俳優のGACKT(38)さんもお祝いに駆けつけ、「役としてもプライベートでもいろんな相談に乗っていただいたし、チームもまとめてくださった」と感謝すると、田中さんも「トレーニングのストイックさ、お客様を楽しませることをすごく考えているところ、本当に尊敬しています。僕、大好きなんです」と応酬。さらに「たぶん女性の趣味が合うんですよ」と相思相愛の理由をGACKTさんが分析すると、田中さんはテレ笑いを浮かべていた。
また、田中さんは歌詞中に登場する人生を共に生きてきた「あなた」は、「作詞家の先生から、カミさんをイメージして作ったと言われました」と明かした田中さん。「でも、いつも怖いイメージばっかりで、カミさんをイメージして歌うとうまく歌えません」とジョークで会場を沸かせた。新曲「あなたがいるから」は1200円で発売中。(毎日新聞デジタル)