歌手で俳優の吉川晃司さん(46)と俳優の上川隆也さん(46)がダブル主演を務め、手塚治虫さんのマンガを舞台化した「陽だまりの樹」の公開舞台げいこが13日、サンシャイン劇場(東京都豊島区)で行われた。当初は同日からの公演が予定されていたが、前評判で観客の予約が殺到したため、12日にも急きょプレビュー公演を行った。2人は初共演で、吉川さんはミュージカルの出演経験はあるが、舞台でのストレートプレー(芝居)は初めて。
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原作は、81~86年に「ビッグコミック」(小学館)で連載された手塚治虫さんの代表作の一つで、00年にはテレビアニメ化されている。愚直なほど幕府に忠誠を尽くす武骨で一本気な武士・伊武谷万二郎(吉川さん)と、手塚さんの曽祖父で万二郎の“恋敵”となる蘭方医・手塚良庵(上川さん)が、幕末、戊辰戦争、明治維新という時代の流れの中、藤田東湖、西郷隆盛ら歴史上の人物たちとの交流をへて、成長し、友情を深めていく姿を描く。吉川さんと上川さんのほか、石倉三郎さん、岡本健一さん、瀬下尚人さん、高野志穂さん、花影アリスさんらが出演する。
上川さんは女性にだらしないが情に厚い良庵を、舞台を駆け回ったり、表情をころころ変えたりして熱演した。吉川さんも初舞台を感じさせない堂々とした演技で、上川さんに負けずに武士・万二郎を好演。途中、瀬下さん演じる勝海舟のユニークな動きと演技に、必死に笑いをかみ殺す場面があったものの、真剣な表情を崩さず無骨で一本気な万二郎になりきった。良庵とのせりふの掛け合いもぴったりで、武士数人を相手にした殺陣でも、良庵を守りながら剣を振るう圧巻の立ち回りを披露した。
舞台は23日までサンシャイン劇場、5月4~20日に新歌舞伎座(大阪市天王寺区)、5月24~27日に中日劇場(名古屋市中区)で上演される。(毎日新聞デジタル)
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