ソーシャルキングダム:尾田栄一郎、岸本斉史が参加

「ソーシャルキングダム」のネームモード
1 / 1
「ソーシャルキングダム」のネームモード

 週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載中の原泰久さんのマンガ「キングダム」の最新刊26巻のコマをウェブ上で、1000人が描き上げるユーザー参加型の企画「ソーシャルキングダム」に、人気マンガ「ONE PIECE」の尾田栄一郎さんと「NARUTO−ナルト−」の岸本斉史さんが参加することが、明らかになった。同企画は、約1000コマからなる26巻の全コマから1人1コマを選び、模写したものをアップロードして26巻を完成させるという世界初の試みで、尾田さんと岸本さんの描いたコマは2日午前0時にサイトに公開される。

あなたにオススメ

 「キングダム」は、06年連載開始の人気マンガで、紀元前の春秋戦国時代の中国を舞台に、戦国七雄の一つ「秦国」の身寄りのない少年・信と漂の2人は、奴隷のような身から、武功をあげて天下一の将軍になることを夢見て修業に励んでいたが、偶然に秦国の大臣に出会ったことから、運命の歯車が動き出す……という内容。

 「ソーシャルキングダム」は、「キングダム」26巻の発売と、4日からNHKBSプレミアムで始まるアニメ「キングダム」の放送開始を記念したもので、5月18日からスタートしている。ツイッターか「Facebook」のアカウントがあれば誰でも参加することができる。描かれたコマには「うまいね」ボタンが設置され、サイト訪問者が「いい!」と思ったコマをクリックすることができ、「うまいね」のクリック数などに応じてランキングを作成。上位100人には冊子にされた「ソーシャルキングダム」がプレゼントされる。

 サイトでは原さんによる「キングダム」26巻のすべてのネーム(コマ割り)が初公開されている。メニューボタンからペンのアイコン「ネームモード」をクリックすると、コマがすべて「キングダム」26巻のネームに切り替わり、「ソーシャルキングダム」と読み比べることも可能だ。

 同企画には、尾田さん、岸本さんのほか、「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦さん、「スラムダンク」「バガボンド」の井上雄彦さん、「俺の空」の本宮ひろ志さんらマンガ家と、森田成一さんや福山潤さんら声優陣、お笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉さん、お笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世さんらも参加しており、「最多人数で描いたマンガ」としてギネス世界記録に申請予定。なお、他のユーザーが選んだコマを別のユーザーが選択することはできず、コマを描くまでの締め切りは24時間以内に設定されている。(毎日新聞デジタル)

マンガ 最新記事