劇場版アニメ「時をかける少女」(06年)や「サマーウォーズ」(09年)などの細田守監督が、22日に発売される小説「おおかみこどもの雨と雪」(角川文庫)で、小説家デビューすることが明らかになった。同作は、7月21日に公開される細田監督の最新作の原作で、監督自ら筆を執った。
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「おおかみこどもの雨と雪」は、「親子」をテーマに、主人公・花の“おおかみおとこ”との出会いから恋愛、結婚、出産、子育て、子どもの“おおかみこども”の成長と自立を描いた。花は、人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”と愛し合い、二つの新しい命を授かる。雪の日に生まれた姉は「雪」、雨の日に生まれた弟は「雨」と名付けられ、人間と“おおかみ”の二つの顔を持つ“おおかみこども”として成長した。家族4人は、都会の片隅でひっそりと暮らしていたが、幸せな日々は、父である“おおかみおとこ”の死によって突然に奪われる。花は、幼い2人の子どもと幸せに生きるため、人目を離れ、厳しくも豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住むことを決断する……という物語。
映画の脚本は、映画「八日目の蝉」を手がけた奥寺佐渡子さん、キャラクターデザインは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの貞本義行さんが担当し、2人とも細田監督前2作からの続投となる。また、花の声を女優の宮崎あおいさん、“おおかみおとこ”の声を俳優の大沢たかおさんが担当。俳優の菅原文太さん、染谷将太さん、女優の谷村美月さん、麻生久美子さんらも声優として参加する。(毎日新聞デジタル)
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