細田守監督:最新作は「おおかみこどもの雨と雪」 12年7月公開 テーマは「親子」

記者会見で最新作「おおかみこどもの雨と雪」について語る細田守監督
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記者会見で最新作「おおかみこどもの雨と雪」について語る細田守監督

 劇場版アニメ「時をかける少女」(06年)や「サマーウォーズ」(09年)で知られる細田守監督の最新作「おおかみこどもの雨と雪」が12年7月に公開されることが13日、明らかになった。細田監督は「子どもたちにとっては、心躍る楽しいおとぎ話であるように、若者にとってはいまだ経験しない子育てが驚きとあこがれにうつるように、そして親たちには子どもの成長の奇跡を懐かしがれるようにエンターテインメントの作法にのっとったすがすがしい映画を目指します」と意気込んでいる。

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 最新作は「時をかける少女」の「青春」、「サマーウォーズ」の「家族」の先にある「親子」がテーマといい、19歳の主人公・花の“おおかみおとこ”との出会いから恋愛、結婚、出産、子育て、そして子どもたちの“おおかみこども”の成長と自立までの13年を描く。

 映画は、大学生の花は“おおかみおとこ”に恋をし、2人は二つの新しい命を授かる。雪の日に生まれた姉は“雪”、雨の日に生まれた弟は“雨”と名付けられ、“おおかみこども”として育っていく。“おおかみこども”であることを隠すため都会の片隅でひっそりと暮らす4人だったが、突然の“おおかみおとこ”の死を機に、花は都会を離れ田舎町に移り住むことを決心する……という展開。

 脚本は、映画「八日目の蝉」を手がけた奥寺佐渡子さん、キャラクターデザインは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの貞本義行さんが手がけ、2人とも細田監督前2作からの続投となる。(毎日新聞デジタル)

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