AKB48総選挙:もう一つの注目? 8人の“はるか”が熱い戦い

島崎遥香さん(C)AKS
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島崎遥香さん(C)AKS

 6日に開票される「第4回AKB48選抜総選挙」。“不動のセンター”前田敦子さんの辞退で“ポスト前田”ばかりが注目されているが、参加者名簿を見ると“はるか”の文字が目を引く。ドラマで注目の島崎遥香さん、元プロ野球選手・若田部健一さんの娘、若田部遥さんとセンターを務める兒玉遥さんの“HKT48のダブル遥”と、8人の“はるか”は、いずれも注目株だ。はたして、今回選抜入りする“はるか”は登場するのか?(毎日新聞デジタル)

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 明治安田生命が毎年、発表している「生まれ年別の名前調査」によると、1912~2011年の「女性名前ベスト10」で“遥(はるか)”がランクインしたのは、1994年(5位)と1995年(3位)、1999年(8位)の3回。今年、18、17、13歳となる女の子に“遥”が多いことが分かる。同調査で“名前の読み”の集計をスタートしたのは2005年ということもあり、ランクイン当時の“遥”以外の“はるか”の人気は不明だが、2011年の「名前の読み方ベスト50(女の子)」を見ると“はるか”が25位にランクインするなど近年も根強い人気を誇る。

 一方、AKB48に“はるか”が多いことはファンの間では有名だ。AKB48には、片山陽加さん、仲川遥香さん、石田晴香さん、島崎遥香さん、島田晴香さんの5人が在籍。SKE48には二村春香さん、HKT48にも兒玉遥さん、若田部遥さんの2人と、派生グループを含めると計8人が在籍している。ニックネームも、片山さんは「はーちゃん」、仲川さんは「はるごん」、石田さんは「はるきゃん」、島崎さんは「ぱるる」、島田さんは「はるぅ」、兒玉さんは「はるっぴ」、若田部さんは「わかはる」、二村さんは「はるたむ」と、ファンも8人の“はるか”を巧みに呼び分けていることがうかがえる。

 8人の“はるか”の平均年齢は17.6歳。投票速報ではいずれもトップ16の“選抜入り”はしていないが、現状で選抜メンバーに最も近いのはAKB48・チーム4の島崎遥香さんだ。第2回総選挙で28位にランクインしたが、第3回は圏外となり、今回の速報では2340票を獲得し、22位に躍り出た。今年は、4月にスタートしたテレビドラマ「私立バカレア高校」(日本テレビ)に出演するなどテレビの露出が増えていることもあり、さらなる躍進が期待される。

 島崎さんのライバルになりそうなのが、「渡り廊下走り隊7」にも所属しているAKB48・チームAの仲川遥香さん。仲川さんは、第1回総選挙では圏外だったが、第2回は20位で選抜入りし、第3回は24位でカップリング曲を歌う「アンダーガールズ」に選ばれた。今回の速報では38位と出遅れているものの、今のところ“はるか”の中では実績ナンバーワンだ。

 13歳の“最年少はるか”の若田部遥さんは、福岡・博多を拠点に活動するHKT48・チームHに所属。同グループは昨年11月に初公演を行ったばかりで、今回が初出馬となり、速報では圏外だった。しかし、父・健一さんはダイエー(現ソフトバンク)の投手として、過去2ケタ勝利を4度記録するなど、同球団の本拠地・福岡での知名度は抜群。また、同じくプロ野球選手の明さんを父に持つAKB48の倉持明日香さんはスポーツ番組のキャスターに起用されるなど活躍しており、若田部さんも“地元票”や“野球ファン票”が集まれば、“若鷹”として羽ばたくかもしれない。

 若田部さんと並んでHKT48・チームHのもう1人の“はるか”兒玉遥さんは、同グループのデビュー時からセンターを務めている。AKB48の26枚目のシングル「真夏のSounds good!」では、HKT48のメンバーとしては初めて選抜メンバーに選ばれた。若田部さんと同じく、今回の速報では圏外だったが、HKT48の“ダブル遥”が、SKE48の松井珠理奈さん、松井玲奈さんの“ダブル松井”のような存在となるかも注目だ。

 そのほか、アニメ「AKB0048」の“声優選抜”に選ばれたAKB48・チームBの石田晴香さん、22歳の“最年長はるか”として“おばさんキャラ”に定評があるAKB48・チームAの片山陽加さん、AKB48・チーム4の“キャプテン代行”を務めた島田晴香さん、モデルを目指すSKE48・研究生の二村春香さんと、どの“はるか”も個性派ぞろい。運命の開票日、果たしてトップの“はるか”は誰なのか。エース格がしのぎを削る上位勢だけでなく、今後を占う8人の“はるか”の順位も注目したい。

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