踊る大捜査線:香取慎吾がファイナル犯人役 青島と直接対決に「夢かなった」

劇場版「踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望」のポスター(C)2012 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー
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劇場版「踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望」のポスター(C)2012 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー

 人気グループ「SMAP」の香取慎吾さんが、大人気シリーズ「踊る大捜査線」の完結編・劇場版「踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望」に“最後で最凶の”犯人役として出演することが明らかになった。主演の織田裕二さんとの共演は、98年のドラマ「恋はあせらず」(フジテレビ系)以来14年ぶり。香取さんは、「ファンの一人として『踊る』の世界に入れる夢がかないました。自分の持つ力を出しきって、織田さんと勝負したい。織田さんに負けません」と気合十分だ。

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 香取さんは、通常の犯人役と異なり極端にせりふが少なく、台本にも感情がほとんど書かれていないという。迫力ある表情とオーラだけで周りを引きつける、迫真の演技を披露している。本広克行監督は「普段あまり見せない狂気の芝居を見せてくれてます。その表情だけでものを語れる役者としての香取さんにすごい魅力を感じました」と絶賛。クライマックスでは、香取さんが「これは正義だ!」という意味深なセリフを言い放つという。

 香取さんは、冠番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)で織田さん演じる青島刑事のパロディーを演じるなど、長い間、同シリーズのファンであり、「いつかは出演したいと思っていた」そう。しかし「(同グループメンバーの)稲垣(吾郎)君が出演した時に自分の出演はないなと」とあきらめていたことも明かし、念願の出演に喜びをかみしめている。

 「踊る大捜査線」は97年1月にフジテレビ系で連続ドラマがスタートし、その後、3本のスペシャルドラマが作られ、98年に1作目の映画「踊る大捜査線THE MOVIE」が公開。03年の2作目「踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は観客動員1260万人、興行収入173億5000万円という大記録を樹立し、今も邦画(実写映画)の興行収入記録の頂点に君臨し続けている。05年にはスピンオフ映画2本、10年7月に3作目「踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」が公開。そして15年にわたって人気を集めてきた同シリーズが、今回ついに完結を迎える。

 4月中旬のクランクアップ時に、織田さんから「青島は警察官から一般人になります。クビです」と完結編のストーリーについて一部明かされており、起こってはいけない事件が起こり、手錠も拳銃も警察手帳も失った青島の戦いがストーリーの軸になるという。9月7日から全国東宝系にて公開予定。(毎日新聞デジタル)

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