5人組アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)が7日、中高生の夏の挑戦を応援しようと宮城県仙台市の市立折立中学校を訪問した。CM出演中のロッテアイス「爽」のキャンペーンの一環で、「ももいろクローバー“爽”」として美術部に所属する6人の部員と文化祭で展示するコラージュを作成したのをはじめ、全校生徒の前にサプライズで登場しライブを行った。
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美術部では、最初は緊張した面持ちだった6人の部員もメンバーがリードする中、次第にリラックスした雰囲気となり、今年の美術部の作品テーマである「希望」という文字の周りにそれぞれが作成したペーパーフラワーや切り絵をコラージュした作品を完成させた。部長は「ももクロにとても会いたかった。まさかうちの学校だと思っていなかったので、すごく緊張したけど一緒に作品作りができてとてもうれしかったです」と喜んだ。
ライブでは27日に発売予定の新曲「PUSH」など5曲を披露。最後は生徒や先生もともに大熱唱する盛り上がりを見せ、当初予定していなかったアンコール曲「コノウタ」も披露された。メンバーの百田夏菜子さんは、「前からすごく楽しみにしていたから、とてもうれしいです」と話した。
キャンペーンは、全国の中高生の夏の挑戦を応援するために「この夏に挑戦すること」を4月4~22日に同商品公式サイトから募り、選ばれた2校に同グループが同商品を持って学校を訪問するというもので、今回はその1校目。折立中は85年に設立された仙台市青葉区にある共学の公立中で生徒数は319人。同中校舎には、東日本大震災で校舎の一部が損壊した折立小の児童たちが現在も間借りし、仮設校舎で学校生活を送っている。
今回、美術部は「この夏に挑戦すること」として「私たち美術部は部員が少ないので、9月の文化祭に向けて全員で多くの作品を出します! あと私たちの学校では地震で小学校が使えなくなったため、小学校が同じ敷地内にあるので小学生も文化祭に来ます、なので何か皆が楽しめる作品を作りたいです」と応募。「震災で校舎の使えなくなった小学生も一緒に楽しめる作品づくりを」と考えた美術部の優しい思いを「ももいろクローバー“爽”」の元気を届けることで応援したいという考えで選考された。(毎日新聞デジタル)