日本最大の玩具見本市「東京おもちゃショー2012」(日本玩具協会主催)が14日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。51回目となる今年は、144の企業・団体が参加し、約3万5000点の商品が出品されている。中でも本格的な普及期を迎えているスマートフォン(スマホ)との連動おもちゃ、高機能を備えたロボットなど新たなメカニズムや新しいアイデアを取り入れたもの、流行に敏感な最近の女子小学生“JS”や、大人をターゲットにした手作りアイテムなどが目立った。16日からの一般公開に向け、注目商品を紹介する。
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スマホを使った連動おもちゃでは、スマホ本体をロボットの顔部分にはめ込んでペットにできる「スマートペット」(バンダイ)や、スマホで操縦する「Omnibot i-SODOG」(タカラトミー)など高機能ロボットなどのほか、専用アプリをダウンロードし、ゲームの進行に合わせて音や映像で演出を加えるボードゲームが登場。アプリを使うもののほかにも、スマホのイヤホンジャックに装着するアクセサリー、多種多様な保護ケースなど、周辺アイテムも数多く出品された。
新メカニズム・新技術を搭載した最新おもちゃでは、コントローラーのハンドルを手回しし、発電することで、乾電池を使わずに操作できるリモコンカー「EDASH」(タカラトミー)や、水に入れると本物のように泳ぎだす「ロボフィッシュ」(タカラトミーアーツ)、安全にいつでもどこでも花火が楽しめる「DIGITAL HANABI」などが登場し、おもちゃの進化を感じさせる。
流行に敏感な“JS”と呼ばれる女子小学生やJS予備軍の女児向けのおもちゃでは、リボン型アクセサリーが簡単に作れる「ヘアコレラブリボン」(エポック社)や、ラッキーチャームになるアクセサリーが作れる「ラキトモジュエル」(バンダイ)などの手作りキットのほか、服を着せ替えてモデル体験ができるニンテンドー3DS用ソフト「モデル☆おしゃれオーディション2」(アルケミスト)といった、女の子のおしゃれ心をくすぐるものが注目された。
また、レバーを押すだけでビールに泡が立つ「ジョッキアワー」やグリコの「プッチンプリン」を凍らせて楽しむ「おかしなプッチンプリン プッチンアイス」(それぞれタカラトミー)といった遊び心たっぷりのものから、家の中でオーロラが楽しめる「ホームスター オーロラ」(セガトイズ)、ファンにはたまらない「DX 超合金魂 マジンガーZ」(バンダイ)など、大人をターゲットにしたおもちゃも数多く出品されている。
15日までは業界関係者向けの商談見本市で、16・17日は一般向けに公開される。入場無料。会期中には「スーパーヒーロードリームステージ」(円谷プロ、16・17日)、「スマイルプリキュア!」スペシャルライブステージ(東映アニメーション、17日)などの催しも開かれる。入場者数は約16万人を見込んでいる。(毎日新聞デジタル)