人気脚本家のクドカンこと宮藤官九郎さんの4年ぶり3作目の監督作「中学生円山」がこのほどクランクインした。主演は宮藤作品には初参加の人気グループ「SMAP」の草なぎ剛さんで、エッチな妄想で頭がいっぱいの中学生男子が出会う謎のシングルファーザーを演じている。映画は13年公開予定。
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宮藤さんにとっては「真夜中の弥次さん喜多さん」(05年)、「少年メリケンサック」(09年)に続いて3作目の監督作で脚本もオリジナルで書き下ろした。中学生男子役は、宮藤さんが脚本を手がけた11年に放送の大家族ドラマ「11人もいる!」(テレビ朝日系)で四男の四郎を演じた平岡拓真さんが演じる。平凡な家庭に育ち、エッチな妄想で頭がいっぱいの中学生・円山克也(平岡さん)は、同じ団地に引っ越してきたひょうひょうとしたたたずまいの30代シングルファーザー・下井辰夫(草なぎさん)と出会い、成長して本当に大切なこととは何かを知る物語。2人の交流がやがて絆に変わっていく過程を描き、宮藤監督ならではのファミリー映画になるという。
団地内の人間模様や克也とクラスメートとの関係性にシニカルな視点を入れ、コンピューターグラフィックス(CG)やアクションを駆使して“バカバカしい妄想シーン”と“現実のドラマ”交差させる手法をとるという。だが、浮き彫りになるのは「なんでもない日常が一番幸せ」という人間や家族の本質がシンプルなテーマとして流れる作品になるという。9時5時で働く平凡な克也の父役に仲村トオルさん、韓流ドラマ狂いの地味な克也の母役は坂井真紀さんが演じる。
宮藤さんは映画と主演の草なぎさんについて「ひとことで言うなら団地を舞台にしたアクション映画です。中学生の妄想から生まれた団地のヒーローを草なぎ君に演じてもらっています。草なぎ君とは、ドラマなどで共演したことはありましたが、自作に出ていただくのは初です。今のところ『すげえ楽しい! すげえ面白い!』と言ってくれてますが、なにしろ梅雨の撮影だし、まだ半分も残ってるし、油断は禁物です。最も多感で傷つきやすく、かつアナーキーだった中学時代。その記憶を美化することなく、包み隠さず描いた青春映画が、この『中学生円山』です。一つよろしくお願いします」と語っている。草なぎさんは「最初に本をいただいて読んだときはめちゃくちゃな内容で笑えました。しかし、撮影をしていると、笑いの中に、だんだんと人間の温かみが出て来て奥深さが伝わってきました。宮藤監督はすごい面白い方なので、とにかく笑えます(笑い)。一緒に楽しい時間を過ごしています。監督の世界観に応えるように頑張っていますので期待していてください」と意気込みを語っている。(毎日新聞デジタル)
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